小林&昌子が代表初ゴール! ハリルJが苦しみながらも中国を2-1撃破、2連勝で韓国と激突へ

終盤に小林と昌子が連続ゴール

 

 メンバー交代なしで後半をスタートさせた日本は、立ち上がりから再び中国を押し込んでいく。だが先に決定機を作ったのは中国だった。後半11分、ワンチャンスを生かして日本の守備陣を攻略すると、最後はFWユー・ダーバオが右足のシュートを放つが、このピンチはGK東口順昭がセーブ。直後の同12分も右サイドを崩し、クロスからFWウェイ・シーハオが右足を振り抜いたが、この一撃はクロスバーの上に外れた。

 

 苦しい展開のなか、日本で気を吐いたのは前半途中から出場した井手口。中盤で存在感を放ち、ミドルレンジから積極的にシュートを狙う姿勢も見せた。また右SBの植田も同20分、伊東とのワンツーで右サイドを突破すると、相手最終ラインとGKの間にグラウンダークロスを供給したが、誰にも合わずに決定機を生かせなかった。

 

 打開策を見出せない日本は、同30分に伊東に代えてFW川又堅碁を投入。当初は小林との2トップ気味の布陣となるも、すぐに小林が右サイドに回り川又の1トップとなった。

 

 その後もなかなかチャンスを作れなかったが、同39分、ようやく日本に歓喜の瞬間が訪れる。パス交換から中央を崩して川又がボールをキープ、縦に抜け出した小林にパスを送る。小林のシュートは一度相手GKに阻まれるも、こぼれ球に素早く反応し反転しながら左足で代表初ゴールを決めた。

 

 さらに同43分には、中盤でボールを拾った昌子が右足を強振。代表初ゴールとなる鋭い弾道がゴールに吸い込まれ、リードを2点に広げた。

 

 試合はその後、日本がPKを献上し2-1で終了。苦しみながらも2連勝を飾った日本は、勝ち点を6に伸ばし、勝ち点4で2位の韓国と16日の最終戦でタイトルを懸けて激突する。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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