GK権田、2年半ぶり代表への思い吐露 「立候補できる場所じゃない」「裏技とかない」

「どれだけ世界が凄いか体験できていない」

 今大会において、権田はMF今野泰幸(ガンバ大阪)、MF清武弘嗣(セレッソ大阪)とともに、数少ないブラジル・ワールドカップ(W杯)経験者だ。しかし、そのことを振られると、権田は「でも…」と胸中を明かした。

「ブラジル(W杯)経験者と言っても、僕は(試合に)出ていないですからね。海外組が凄いと言っても、僕はオーストリア2部(SVホルン)でプレーしただけ。世界のトップ・オブ・トップを知っているわけじゃない。国際舞台もオリンピックしか出ていない。どれだけ世界が凄いのかは、正直自分は体験できていないんです」

 現在は川島永嗣(メス)や西川周作(浦和レッズ)、東口順昭(ガンバ大阪)に後れを取っていると言わざるを得ない。今大会は、ロシアW杯のメンバー入りを目指す上では、国内組にとっては願ってもないチャンス。もちろん、権田も試合に出場してアピールする意欲は隠さない。

「ブラジル(W杯)の前の大会では、良いプレーをした選手が何人か一緒にW杯に行ったりしたので、みんなモチベーションも高いと思う。僕個人もそうですけど、チームとして、日本のために戦ってこの大会をしっかり勝てるかどうか、ですね」

 2015年3月のチュニジア戦以来となる代表のピッチに立てるか。権田も自分自身に大いに期待しているはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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