【対戦国分析|コロンビア】ハメスら健在も14年W杯からは下降線 雪辱期す日本が突くべき弱点は?

[2]チームの中核を担うキーマン3人

■ラダメル・ファルカオ(FW/モナコ/31歳)

 絶対的なエースストライカーであり、精神的にもチームを支える存在だ。左右両足のシュート力が高く、身長178cmながらクロスをアクロバティックに叩き込むゴールが十八番となっている。最終ラインを抜け出しGKと1対1に持ち込むプレーも一つの得点パターンだが、ベテランの域に入り、よりゴール前で合わせる形が多くなっている。2トップ採用の場合はFWドゥバン・サパタ(サンプドリア)、あるいはFWカルロス・バッカ(ビジャレアル)、4-2-3-1ならMFハメス・ロドリゲスと縦のコンビを組む。

■フアン・クアドラード(MF/ユベントス/29歳)

 14年W杯で日本と対戦した右のサイドアタッカーであり、ドリブルスピードの絶対値は世界トップレベル。ボールを持ったら迷わず仕掛けてくるタイプで、シンプルだが90分を通じて警戒が必要な相手になる。もともと守備面に課題があったが、ユベントスで厳しい競争にさらされることでかなり向上された感はある。時折強烈なシュートを放つが、チャンスメーカーとしての危険性のほうが高い。ペナルティーエリア内の対応には要注意だ。

■ハメス・ロドリゲス(MF/バイエルン/26歳)

 14年W杯の日本戦で鮮やかなダメ押しゴールを決めた相手であり、正確なボールテクニックと意外性のあるプレーが武器で、駆け引きの天才でもある。単純な1対1の場面を迎えれば守備側が不利になるため、なるべく良い形でボールを持たせないようにする必要がある。4-4-2では基本的に左サイドから中に流れてくるスタイルだが、4-2-3-1では中央エリアからゴールに直結するプレーをしてくる。

 

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