ペルー代表、大陸間POに39歳の“英雄FW”再招集を検討 36年ぶりW杯へ救世主となるか

主将ゲレーロ出場停止の緊急事態に、ブンデス通算191得点のピサーロに白羽の矢

 ペルー代表の主将FWパオロ・ゲレーロ(フラメンゴ)は、先月のロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選の試合後に行われたドーピング検査に引っかかり、30日間の出場停止処分を言い渡された。今月行われるニュージーランドとの大陸間プレーオフに出場が不可能になるという悲報が届くなか、リカルド・ガレカ代表監督は39歳のベテランFWクラウディオ・ピサーロの再招集を検討しているという。ドイツ紙「キッカー」が報じた。

 ピサーロはロシアW杯予選にも出場しているが、2016年3月のウルグアイ戦を最後に代表からは遠ざかっている。昨季終了後にブレーメンを退団してフリーとなった後、今年9月に日本代表FW大迫勇也の所属するケルンに加入していた。

 ガレカ監督は主将のゲレーロ離脱という緊急事態に、1999年に代表デビューを飾ったレジェンドの再招集に踏み切る構えだ。レポートによれば、すでに指揮官とピサーロはコンタクトをとっているという。

 ペルーは1982年のスペイン大会を最後に本大会出場から遠ざかっていることもあり、ピサーロにとってもW杯は夢の舞台。「国全体にとって非常に大きな物語になる。予選突破のためなら喜んでいくよ」と語るなど、復帰へ前向きな姿勢だという。

 ブンデスリーガで191ゴールを挙げ、外国人選手の最多得点記録を持つスーパースターは母国の救世主となることができるだろうか。そして、キャリアの集大成として悲願のW杯出場は叶うのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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