メネズ補強は自分の手柄? ミランCEOが補強戦略の正当性を主張

カリアリ戦で2得点1アシストのメネズ獲得は「完全に私のアイデア」とガリアーニCEO

 ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが、21日のカリアリ戦で2得点1アシストの活躍を見せ、3-1での勝利の立役者となった元フランス代表FWジェレミー・メネズの補強を自分の手柄と自慢している。

 ミランの公式番組「ミランチャンネル」に登場したガリアーニ氏は、セリエAの得点ランク2位に立つメネズについて口を開いた。

「私はあまり言いたくないのだが、彼の獲得は完全に私のアイデアだ。彼が重要な選手になると思ったのだ」

 強化資金を惜しむシルビオ・ベルルスコーニ会長のクラブ方針に激怒したサポーター組織「クルバ・スド」は、ミラノ市庁舎前などで試合の観戦ボイコットや公式グッズの不買運動を呼びかけるなど、クラブは異常事態に直面している。今季8位のミランで成績不振となっている理由の1つに補強の失敗もあるため、ガリアーニ氏に対する非難の声も多い。しかし、自分の補強戦略の正当性を声高に主張した格好だ。

「欧州チャンピオンズリーグ決勝をサポーターに8回も経験させたシルビオ・ベルルスコーニ会長に感謝することが重要だ。このことを2度と口にするべきではないという人間もいるが、私は自分に声がある限り、言い続ける」

 チーム強化を進めてきたイタリア元首相の右腕は一部サポーターを批判し、ベルルスコーニ会長への忠誠を改めて誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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