ブラジルW杯前にブラジルを体感しよう FC東京が味スタで「ブラジルフェスタ」を開催

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東京が、この「ブラジルフェスタ」を始めたのは前身の東京ガスFC時代(JFL)の97年にまでさかのぼる。当時は、サンバチームが試合を盛り上げるだけだったが、そのチームがタダモノではなかった。浅草サンバカーニバル最多優勝回数を誇る 「仲見世バルバロス」が華やかなダンスで試合を彩った。

翌年から、このイベントが恒例となっていく。試合中の応援に限らず、ハーフタイムには「サンバショー」が行われ、ブラジル物産店なども開かれるようになっていく。99年以降、舞台をJリーグに移し、毎年「ブラジルフェスタ」の開催を続けてきた。04年以降は試合中の応援こそ無くなったが、試合前に地元の東京外国語大ICUのサンバチームがサンバショーを行うなどして規模を拡大してきた。

10年までは同様のスタイルで実施し続けたが、クラブのJ2リーグ降格に伴い、イベントの規模も縮小を余儀なくされた。だが、ブラジル・サンパウロ州に本店があるブラジルレストラン「バルバッコアグリル」が「豪快! ブラジルバーベキュー大会!」として、限定1000食のシュラスコを販売するなどしてきた。

そして迎えた14年。ブラジルW杯開催を記念して「ブラジルフェスタ」が復活する。内容も縮小前の規模に戻し、キックオフ前にはあのサンバチーム「仲見世バスバロス」が10年ぶりに招聘される。30名を超える華やかなダンサーと、約40人の楽器隊が「サンバショー」で味スタを盛り上げる。

ブラジルW杯日本代表発表直後、さらにJ1リーグ中断前の試合だ。FC東京の森重真人、権田修一、さらにG大阪の今野泰幸、遠藤保仁の代表4選手が集うこの日、味スタがカナリア色に染まる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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