復権のインテル長友、伊メディアも“左SB一番手”と評価 ライバルを「屋根裏部屋に押し込む」

ダウベルト、カンセロが加入も、長友とダンブロージオの“古参コンビ”が信頼獲得

 インテルの日本代表DF長友佑都が、現地メディアでの評価を大きく高めている。イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、インテルのサイドバック事情を「長友とダンブロージオが、ダウベルトとカンセロを屋根裏部屋に押し込む」と、昨季まで在籍していた二人がレギュラーを確保している状況を特集している。

 インテルは毎年のようにサイドバックを補強し続けているが、今オフも例外ではなかった。左サイドにはブラジル人DFダウベルトが補強され、右サイドにはポルトガル代表DFジョアン・カンセロがチームにやってきた。そして、その二人にかけたコストもそれなりのものになっている。

 フランスのニースから加入のダウベルトには、移籍金2000万ユーロ(約27億円)が費やされた。バレンシアから獲得したカンセロには、入れ替わりでの移籍となったフランス代表MFジョフリー・コンドグビアとの取引条件が条項に含まれるとはいえ、コスト的には3500万ユーロ(約47億円)となっているという。

 しかし、その新加入SBコンビを差し置いて、今季から指揮を執るルチアーノ・スパレッティ監督の信頼を獲得したのは、昨季の時点でチームに在籍していたDFダニーロ・ダンブロージオと長友だった。ダウベルトは序盤戦で長友との激しいポジション争いがあり、リーグ10試合を消化した時点で283分間のプレータイムを得ているが、カンセロはわずか31分間。それもカンセロはサイドバックではなく、1列前のサイドハーフの交代要員とされているのが現状だ。

 

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