ジダン監督がリネカー氏の“ベンゼマ批判”に反論 「私の選手に対する悪口は好きではない」

得点が伸びないベンゼマを「過大評価だ」と評したリネカー氏に“カウンター口撃”

 レアル・マドリードは今季開幕直後こそ波に乗れなかったものの、リーグ戦第6節以降は3連勝を飾っている。その中で少々気になるのは、元フランス代表FWカリム・ベンゼマだ。思うように得点できていない現状に英人気サッカー解説者ギャリー・リネカー氏が「過大評価だ」とツイートしたことに、ジネディーヌ・ジダン監督は少々おかんむりの模様だ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。

 ベンゼマは今季のリーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で決定機を逃し続け、いまだ1得点と本調子ではない。現地時間17日のCLグループステージ、トッテナム戦でも無得点に終わったことで、リネカー氏が自身のツイッター上で「ベンゼマは過大評価されているんだろうか。素晴らしい選手とは言い切れない」と綴り、物議を醸している。これに“カウンター”を浴びせたのはチームを取り仕切るジダン監督だ。

 22日のリーガ第9節エイバル戦前の記者会見で指揮官は、「その批判はカリムだけでなく、チーム全員に向けてのものだと思う」としつつも、「私はそういったことを言うのは恥だと考えているので、少々イライラしているよ」とリネカー氏の“発言”に物申した。

「彼は60ゴールを奪うことこそできないかもしれない。しかし、彼は30ゴールなら取る能力を持っているし、アシストを含めれば40かそれ以上の得点を私にもたらしてくれる。それこそが最も大事なことなんだ。人々が私の選手に対して悪口を言うのは好きではない。そして私はカリムが最高のストライカーだとハッキリとさせたい」

 名指揮官に上り詰めつつあるジダン監督の擁護に応えられるか否か。ベンゼマにとってエイバル戦は試金石となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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