王者チェルシー率いるコンテ監督が今季限りで辞任か セリエA帰還を希望と英紙報道

就任1年目でプレミア制覇も、今夏補強失敗などでクラブ上層部と軋轢か

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督は母国イタリアへの復帰を希望しており、今季限りで辞任する意向だという。英紙「サンデー・タイムズ」が報じた。

 闘将は昨夏にチェルシーの指揮官に就任。1年目からプレミアリーグを制覇したが、クラブとの蜜月はわずか2年で終わりを告げるかもしれない。

 記事によれば48歳の闘将は、母国イタリア・セリエAクラブでの指揮を望んでいるうえ、ロマン・アブラモビッチ会長や、会長の右腕として知られるマリナ・グラノフスカイア氏らクラブ役員との間に軋轢が生じていることが、辞任の意向に大きく影響しているという。今夏の移籍市場ではトップターゲットだったベルギー代表FWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)を取り逃がすなど、希望通りの補強が叶わなかったことにも不満を漏らしていた。

 コンテはイタリアのラジオ局「ラジオ1」に対し、「イタリアが恋しい」「(イタリアに)戻る」といったコメントを残しているようで、すでにイタリアへ復帰する意思を明らかにしている。チェルシーのコンテ政権は、わずか2年で終わりを告げることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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