マンチェスター・シティ(マンC)のベルギー代表DFヴァンサン・コンパニは、プレミアリーグ第28節レスター戦で先発メンバーから外された。英地元紙「ミラー」は、前節リバプール戦のハーフタイムに起きた事件が、その要因となったと報じた。 レスターとの一戦に臨むマンCの先発メンバーには、キャプテンの名前がなかった。コンパニは、昨季のリーグ戦、リーグカップの2冠の立役者の一人となったが、その闘将は先発の座を降ろされた。それは、前節リバプール戦のハーフタイムで起きた同僚MFフェルナンジーニョとの一悶着にあったようだ。 マンCは、 リバプール戦で前半から押し込まれる展開が続いた。苛立ちを隠せないコンパニは、ハーフタイムのドレッシングルームでフェルナンジーニョと大げんかを勃発させたという。 マヌエル・ペジェグリーニ監督は、コンパニが一向に落ち着きを取り戻す様子がなかったため、後半開始からベンチに下げることも検討したようだ。結局、コンパニはフル出場したが、チームは、リバプールに1-2で敗れてしまった。 レスター戦では2-0で勝利したものの、首位チェルシーとの勝ち点は5差。1試合未消化のチェルシーが勝利を収めた場合、その差はさらに広がり、優勝は遠のいてしまう。奇跡の逆転優勝を果たすには、まずはキャプテンが平常心を取り戻さなければいけない。 【了】 サッカーマガジン ゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images