浦和が大逆転でACL4強進出! 1人退場の川崎を後半圧倒し2戦合計5-4、高木が殊勲の一撃

浦和が第2戦に4-1で勝利、2点のビハインドをはね返す 川崎は車屋退場で後手に回る

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日本勢対決、浦和レッズと川崎フロンターレの準々決勝第2戦は、浦和が4-1で勝利。2戦合計スコアを5-4とし、大逆転での4強進出を決めた。

 8月23日の初戦を川崎が3-1で勝利して迎えた第2戦、浦和は先週末の柏レイソルとのリーグ戦から4-1-4-1システムを継続。FW興梠慎三を中央に、右にMFラファエル・シルバ、左にMF高木俊幸を起用して攻撃的な姿勢で臨んだ。

 試合は浦和が川崎のボール回しを上手く防ぎながらスタートしたが、守護神のプレーで先制点を献上してしまう。前半19分、川崎のMF中村憲剛が中央でボールを保持すると、右サイドの裏のスペースへ浮き球を供給。そこに右サイドバックのDFエウシーニョが飛び出した。ボールはやや長く、前に出てきた西川がキャッチして川崎の攻撃が終了するかに思われた瞬間、エウシーニョが足を伸ばしてボールに先にコンタクト。そのままボールは浦和ゴールに転がり込んだ。

 まさかの失点を喫した浦和だったが、先制点後に川崎がやや守備ブロックを下げてカウンターを狙う姿勢を見せた隙を見逃さなかった。ゲームを制圧すると同35分、MF矢島慎也が右アウトサイドで絶妙なスルーパスを出すと、興梠が抜け出してGKとの1対1を決めてゴール。ACL日本人最多記録を更新する18点目で、浦和が1-1に追いついた。

 さらに同37分、浦和の自陣右サイド低い位置でヘディングでパスをしようとした興梠に対し、川崎DF車屋紳太郎が足を上げて突進。これで興梠の顔を蹴ってしまい、サウジアラビア人レフェリーのファハド・アルミルダシ氏は迷わずレッドカードを提示。川崎は10人になると、精神的支柱のMF中村憲剛を下げてDF田坂祐介を投入。試合はこのまま1-1で前半を終えた。

 

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