浦和が大逆転でACL4強進出! 1人退場の川崎を後半圧倒し2戦合計5-4、高木が殊勲の一撃

2008年以来の4強、上海上港と再び激突

 後半に入ると浦和が圧倒的にボールを制圧すると、何度となくCKを獲得。堀孝史監督も、同18分にはDFマウリシオに代えてFWズラタンを投入し、システムを3-3-4に変えて攻勢に出た。すると同25分、ついにそれが実る。右CKをMF柏木陽介がゴール前中央に蹴り込むと、頭で合わせたのはズラタン。浦和がこの試合を2-1、トータルスコアで3-4と1点差に迫った。

 堀監督は同30分には、矢島に代えてMF駒井善成を投入して3-4-3へシフト。R・シルバを中央のアタッカーの一角に据え、さらに圧力をかける態勢へ変更した。すると同38分、柏木のショートパスをペナルティーエリア内で受けると、R・シルバが反転して右足シュートを叩き込む。2戦合計で4-4に追いつく貴重な1点を挙げた。

 さらに同41分、DF森脇良太がペナルティーエリア内の左サイドにラストパスを送ると、これを高木が左足で合わせる。ボールは美しい弧を描いてゴール内に吸い込まれ、浦和が大逆転の一撃を決めた。

試合はこのままタイムアップを迎え。第2戦は4-1、2戦合計スコアは5-4となり浦和が2008年大会以来の4強進出。グループステージでも対戦した上海上港(中国)とのリターンマッチが決まった。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには柏木が選出された。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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