ハリル、サウジ戦黒星に不機嫌モード 苦々しい表情で「決めきれなかった」

ハーフタイムにキャプテン本田を下げて浅野投入など慌ただしいベンチワークに

 黒星で始まり、黒星で終わるアジア最終予選だった。ジッダで6万観衆の狂喜乱舞を聞きながら、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は苦々しい表情を浮かべていた。

「敗戦になってしまいました。敗戦に値した内容かは分からないが、結果は負けてしまった。チャンスはいくつか作ったが、決めきれなかった。もちろん勝ちたい気持ちはありましたけど、そして勝つためのチャンスはいくつか訪れたが、今日の試合ではそこで決められなかった。勝利したサウジアラビアを称えたい」

 指揮官は0-1敗戦後にこう語った。故障のドルトムントMF香川真司、フランクフルトMF長谷部誠がすでに離脱していたチームで、負傷明けのケルンFW大迫勇也もスタンド観戦となった。

 レスター・シティFW岡崎慎司、パチューカFW本田圭佑をスタメンに戻し、ヘタフェMF柴崎岳を最終予選初先発に抜擢した。だが、ハーフタイムで見せ場のなかったキャプテン本田をあっさりと下げ、シュツットガルトFW浅野琢磨を投入するなど、慌ただしいベンチワークとなった。

 

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