かつてのエースが苦境 先発のキャプテン本田、前半で最終予選最短スピード交代 

後半は厳しい表情で戦況を見つめ続ける

 本田はACミランで2シーズン連続リーグ戦1ゴールという結果で、契約延長オファーを手にできなかった。欧州でのキャリアにひとまず別れを告げ、新天地にメキシコを選んだが、右ふくらはぎの肉離れで出遅れる不運もあった。

 オーストラリア戦では本田とドルトムントMF香川真司をベンチに置いたまま、ハリルジャパンはロシアW杯出場を決めてしまった。海外メディアも「世代交代」を指摘するなか、本田は千載一遇のチャンスで不発。主力斬りにためらいを見せないハリル監督に実力を証明することができなかった。

 最短交代の理由は怪我なのか、低調なパフォーマンスなのか。顔面に多汗を浮かべながら、後半は厳しい表情でベンチから戦況を見つめ続けた本田。ロシアW杯のメンバー入りに向けて、失地回復のチャンスを逃したかつてのエースが苦境に立たされた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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