心身ともに逞しさを増した柴崎 2年ぶり代表復帰とスペイン挑戦の日々に「これも運命」

スペインで紆余曲折の8カ月 代表復帰に「自分なりに歩んでいれば縁がある場所」

 スペインで身も心も強くなったMF柴崎岳(ヘタフェ)が2年ぶりの代表復帰とスペインでの日々を「運命」と表現した。日本代表は29日、さいたま市内でロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦(31日)のトレーニングに臨んだ。練習後に取材に応じた柴崎は自らを鼓舞するような言葉で想いを口にした。

 2017年に入ってからの柴崎は紆余曲折の日々だった。昨年12月のFIFAクラブワールドカップ決勝レアル・マドリード戦で見せた2ゴールなどが認められ、1月末にリーガ・エスパニョーラ2部テネリフェへと入団。ただ当初は環境に馴染むことができず、心身のコンディションを取り戻すために約1カ月の期間がかかった。

 しかし、テネリフェでスタメンを張って以降は攻撃の核となり、昇格プレーオフ決勝進出に大きく貢献。チーム自体は昇格を逃したものの、自身は決勝の対戦相手で昇格を決めたヘタフェに入団し、新シーズンもレギュラーを確保している。

 紆余曲折があったこの8か月間について触れられると、柴崎は独特の言い回しで語った。

「これも運命というか、ベストを尽くして自分なりに歩んでいれば縁がある場所だと思いますし、縁がなければないとも思いますしね」

 

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