ハリルJ、豪州戦は天国と地獄の分かれ目 茨の道の先に“日韓対決”の可能性も

最終戦までもつれ込むと、日程・移動面などサウジアラビアが有利

 日本代表は8月31日にロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦をホームで戦う。勝利すればグループの2位以内とW杯本大会への出場が確定するが、オーストラリア戦で引き分け以下に終わった場合は“過酷すぎる”状況が待っている。

 最終戦(9月5日)の相手は難敵サウジアラビア。しかも、アウェー開催により中東への移動を含めて中4日の強行日程になる。一方、第9節に敵地でUAEと対戦するサウジアラビアは、29日開催のため中6日と日本よりも余裕があり、UAEとも陸続きの隣国で移動による負担も少なく調整を行うことができる。

 24日にメンバー発表会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督は「我々は首位に立っている」と強調したが、その立場は決して安泰ではない。勝ち点17の首位・日本に対し、オーストラリアとサウジアラビアが勝ち点16で後を追う。さらに、オーストラリアの最終戦の相手はホームでの最下位タイ戦であり、勝ち点3を逃すことは考えづらい状況だ。

 仮に日本がグループ3位に転落してサウジアラビア戦を終えても、その瞬間に本大会への道が経たれるわけではないが、そこからがまた“茨の道”だ。グループA3位とのアジアプレーオフを経て、北中米カリブ海地区4位と大陸間プレーオフを行うことになる。

 

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