マタがマンUの欧州CL出場権獲得に危機感 「重要な局面に直面している」

「プレミアでトップ4に入ることが最も重要」

 マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表MFフアン・マタが来季欧州CL出場圏内のプレミアリーグ4位死守に危機感をにじませている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで語っている。

 今季のプレミアの欧州CL出場権を巡る争いは激化の一途をたどっている。タイトル争いは勝ち点60で首位を走るチェルシー、勝ち点55でそれに続くマンシェスター・シティに絞られた格好だが、CL出場権は3位アーセナルから7位トットナムまでわずか勝ち点差4の大混戦。前節スウォンジー戦で1-2で敗れたマンUは1つ順位を下げて4位となった。連敗ならCL出場圏から脱落するピンチ。この状況に前節途中出場だったスペインの司令塔は危機感を露わにしている。

「まだ多くの試合が残されている。FAカップ優勝の可能性が残されているので、それは取りたい。クラブが前回優勝してから長い時間が経っているので、我々にはとても重要なタイトルだ。でも、間違いなくプレミアでトップ4に入ることが最も重要なことだ」

 マタはそう語っている。

 前節スウォンジーに敗れるまで、ユナイテッドは20試合でわずか2敗しか喫していなかった。試合前の記者会見ではルイス・ファン・ハール監督が「最近の19、20試合の結果を見れば、我々はリーグ最高のクラブだ」と強気に言い放ったほど。

 しかし、地元メディアはその発言に関して現実と大きく異なると指摘。英国営放送「BBC」はスウィンジー戦までの20試合におけるデータを振り返り、ユナイテッドが勝ち点で3位、勝利数でも3位、ゴール数はアーセナルを下回り4位、失点数3位、得失点差3位というデータを紹介。どの数値を切り取ってもほぼ3位で、ファン・ハール監督の「ベスト宣言」と食い違っていた。

 

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