オーバメヤンがミラン復帰願望を認めるも…「彼らは眠っている」と複雑な胸中告白

ドルトムント残留が決まり、DFBポカールでは3得点の活躍も古巣への想いは変わらず

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが、プロキャリアをスタートさせたセリエAの名門ACミランへの復帰を希望していることを明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 昨季32試合31ゴールでブンデスリーガ得点王に輝いたオーバメヤンは、今夏に中国移籍の噂が過熱したほか、古巣ミランやパリ・サンジェルマンなどへの移籍が取り沙汰されていた。しかし、最終的にはドルトムント側が「時間切れ」と判断して交渉を打ち切り、残留が決まっている。

 12日に行われたDFBポカール1回戦、ドイツ6部のFCリーラジンゲン=アーレンとの試合ではハットトリックを達成するなど、相変わらずの決定力を誇示。エースたる所以を見せた韋駄天FWだったが、その後にインスタグラムのライブ動画に登場した際に、ミラン復帰について聞かれると、こんな発言をしていたという。

「(ミランに)戻りたいよ。でも、彼らは眠っているんだ。僕に何ができるっていうんだい?」

 ミラン側に獲得の意思がなかったとされるようなコメントを残した。オーバメヤンにとって、ミランはユースから所属した思い入れのあるクラブ。トップチームでの公式戦出場こそなかったが、今も心には大きな存在として残っているようだ。「サッカー界最速」との呼び声もあるストライカーが、再び赤と黒のユニフォームを着てプレーする日は訪れるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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