インテル長友悔しい敗戦 ダービー不出場の本田には「試合後は会っていない」

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「負けたということは理由がある。自分自身の実力も含めて、また成長しなければいけない」

 前半は長友の武器である走力を生かし、果敢なオーバーラップで好機をつくった。

「相手も確実に対策をしていたので、前半から僕がボールを持った時には、1対1にさせてもらえなかった。前半いい形でスペースに出た時に、1対1になった場面もあった。僕も自信があるんで、そこをかわして、チャンスをつくれましたけど、そのシーンがあまりにもちょっと……もっと早めにパスをもらいたかった気がします」

 アグレッシブさの目立った前半はシュートも狙った。特に前半19分にはミランゴールを脅かした。

「(FW)パラシオが見えていたので、彼に通すつもりだったんですけど。最後の最後に、プレーの判断を変えられたり、ああいうところでの精度っていうのが、世界に、特に、ワールドカップを意識しているので、本当に大事になってくると思う。練習します」

 長友は、ゴール前のギリギリの場面でパス、ドリブル、シュートと瞬時に正しいプレー選択を下すことを6月のブラジルワールドカップで活躍する上での自らの課題に挙げた。

 親友でもあるACミラン本田圭佑はベンチを温め続けた。残念ながら日本人ダービーは実現しなかったが、「試合前に話してたんですが、試合後は会ってない。日本に帰る前に、ゆっくり話したいなと思います」と話していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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