J3福島が松本に力負け「責任を感じて」 カズは5試合連続ベンチ外…上位進出黄色信号「前に進むしか」

福島の三浦知良【写真:徳原隆元】
福島の三浦知良【写真:徳原隆元】

福島は1-3で松本に力負け

 J3福島ユナイテッドFCが3連勝を逃した。福島は10月31日、ホームのとうスタ(とうほう・みんなのスタジアム)で松本山雅FCと対戦。自慢の攻撃サッカーが空回りした上に3失点を喫して、1-3で敗れた。前節まで勝ち点14で並んでいた相手に力負けし、上位への道が険しくなった。59歳のFWカズ(三浦知良)は、5試合連続でベンチ外だった。

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 前々節のホーム北九州戦に勝ち、前節ではアウェーで2位愛媛から4ゴールを奪って連勝、攻撃サッカーが結果につながり、選手たちも「原点に戻ることができた」と自信を持って臨んだ試合だった。しかし、現実は甘くはなかった。

 前半2点を先行されながらアディショナルタイムにFW芦部晃生がゴール。1-2からの逆転を狙って後半に入ったが、わずか18秒で松本MF松村厳のミドルシュートを決められて1-3と突き放された。その後はホームの声援を受けて攻め込むが、中央を固めた相手の守備を崩せず。そのまま試合は終了した。

 ボール支配率63パーセント、シュート数は相手の倍の14本、内容的には悪くなく、何度も決定機を作った。それでも、得点はわずか1。唯一のゴールを決めた芦部は「後半もチャンスはあったけれど生かせなかった。責任を感じている。もっと練習します」と厳しい表情のまま話した。

 パスを回しながらボールを保持し、相手守備を崩してゴールを奪う攻撃サッカーが福島の持ち味。しかし、得点がなければ勝つことはできない。勝ち点を積み上げなければ、最大の目標であるJ2昇格も夢のままで終わる。

 中2日で迎える栃木SCとのアウェー戦。「すぐに次の試合があるのは、切り替える意味でも良かった。順位的にも勝ち点的にも、次は勝つしかない」と芦部。寺田監督も「この結果を受け止めて、前に進むしかない」と悲壮な決意を口にした。リーグ戦は全38試合のうち3分の1以上の14試合を終えた。勝たなければ、上位は遠くなるばかりだ。

(荻島弘一/ Hirokazu Ogishima)



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荻島弘一

おぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者として五輪競技を担当。サッカーは日本リーグ時代からJリーグ発足、日本代表などを取材する。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰。20年に同新聞社を退社。

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