J1最多の672「奥さんにも支えられて」 “節目”も4失点完敗に「もっともっと成長しろということ」

西川周作がここまで積み上げきた672試合について話した
浦和レッズのGK西川周作が10月31日、J1リーグ第13節柏レイソル戦にスタメン出場し、遠藤保仁氏の持つJ1最多記録672試合出場に並んだ。節目のゲームは退場者が出たこともあり0-4の大敗に終わり「もっともっと成長しろということ」と悔しがったが、日本代表の森保一監督や柏のリカルド・ロドリゲス監督といった過去に指導した監督たちも西川に祝福の言葉を送った。
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西川は大分トリニータの下部組織で育ち、2005年にトップ昇格してデビュー。その後、サンフレッチェ広島、浦和レッズとキャリアを歩んで22年目になる。40歳の誕生日を迎えての今季も開幕から出場を続け、コンディション不良による1試合の欠場はあったものの、ここでタイ記録の達成となった。
序盤から互角の展開だったゲームは、前半37分にMF遠藤渓太のシュートがこぼれたところをMF小泉佳穂に押し込まれ先制を許した。後半もどちらのチームにもチャンスがあった中で、後半23分にはFW細谷真大にドリブルで切り込まれて放たれたシュートを西川は足で反応して弾き出すも、こぼれ球をMF弓場堅真に逆サイドへ流し込まれた。
その後、浦和はラスト15分を切ったところでDF宮本優太が2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。最後は足が止まってカウンターを何度も受ける状態でさらに2点を失った。
節目のゲームが大敗になった試合後、西川は「ファン・サポーターの方に申し訳ない。負けるにしても0-4は駄目だと思います」と厳しい表情を見せ、最後の時間帯を指しながら「諦めているんじゃないかというぐらいのプレーも見受けられましたし、長いシーズンでは負け方も大事になってくるので、そこは全員で反省しながら、僕も含めて自分に何ができたかというところにしっかりフォーカスして、次の試合に向けてやっていきたい」と、試合で見られた姿勢にも言及した。
そうしたなかでも「本当にここでうまくいくよりも、もっともっと成長しろということ」と前向きに切り替えていくところに西川らしさが垣間見えた。こうした人間性の部分は、過去に西川を指導した監督たちにも好印象が残っている。
浦和時代に2シーズン指導したロドリゲス監督は「彼は素晴らしいプロフェッショナルですし、素晴らしい人物でもあります。10段階で評価するのであれば11。そのような素晴らしい人物だと思います」と大絶賛し、「浦和で彼と共に仕事をした際にも彼は十分に年齢を重ね、経験豊富なキーパーでした。けれども、あの時も日々学習意欲を持ち続け、さらにレベルアップしよう、改善しようということに取り組む、本当に素晴らしい選手でした。この場を借りて、周作におめでとうと心から伝えたい」と、そのタイ記録の達成について話した。
また、同日にファジアーノ岡山とFC東京の対戦を視察した森保監督は、サンフレッチェ広島時代にリーグ優勝などを共に成し遂げた西川について「日々アスリートとして、自分のパフォーマンスを、最高なものを発揮できるように、練習から私生活もすべて捧げていたと思いますし、また自分のことだけでなく、みんなに対するサポートの気持ちであったり、ファン・サポーターの皆さんに対しても本当にサッカーの魅力を伝えてくれる選手だった」と、当時について思い返した賛辞を贈った。
西川の新記録達成は、順調にいけば11月8日にMUFGスタジアム(国立競技場)で迎える第14節ヴィッセル神戸戦になる。日本代表でも共闘した遠藤氏の記録を超えることについて、西川は「代表でも一緒にやらせてもらいましたけど、フィールドプレーヤーであれだけの試合数を重ねていることは、本当に自分よりもすごいと思い続けています」と敬意を表した。
そのうえで、間近に迫った新記録達成に向け「僕はたくさんの方に支えられながらここまでやってきている部分もありますし、奥さんにもすごく支えられて、ここまで来ています。ここからは、1試合1試合の重みをさらに感じると思いますし、もっと見方も変わってくると思うので、そのプレッシャーにも期待にも応えていきたい」と、感謝の思いを口にしていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















