ルーニーにダイブ疑惑 PKを与えた相手守護神が本人の謝罪を主張

「ごめん。チャンスだったんだ」

 マンチェスター・ユナイテッドは16日、FAカップ5回戦でイングランド3部相当のプレストンと対戦し、3-1で勝利した。イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、この試合の後半43分、自ら獲得したPKを決めた。だが、英地元紙「ガーディアン」は、ルーニーがこのPKはシミュレーションだったと相手選手に認めたと報じた。

 格下相手になかなかリードを広げられなかったマンUだが、相手にとどめを刺したワンプレーが英国内を揺るがした。突進するルーニーは、相手GKトルシュテン・スタックマンのスライディングをかわして相手エリア内で転倒。試合後、この映像が繰り 返して再生され、接触はなくルーニーのダイブではないのか、という声が多く上がった。

 英国営放送「BBC」で解説を務めていたイングランド代表のロイ・ホジソン監督は「個人的にはダイブではない。ルーニーは単に(相手のタックルを)避けようとしたにすぎない。GKは突進して両足でスライディングしてきた。ウェインは彼を抜く前にボールに触っていた」と擁護していた。しかし、相手の守護神はルーニーが謝罪してきたことを認めたのだ。

「ごめん。ペナルティーをゲットできるチャンスだったんだ。これを利用しないわけにいかなかった」

 ルーニーは試合後、トルシュテンにそう語ったという。この謝罪が事実だとすれば、ユナイテッドの主将に何らかの制裁が下される可能性もある 。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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