浦和の課題は「一瞬ふわっとしてしまう」 9試合で21失点…指揮官指摘「自分たちのこだわり不足」

曺貴裁監督がチームの課題を指摘【写真:増田美咲】
曺貴裁監督がチームの課題を指摘【写真:増田美咲】

曺貴裁監督がチームの課題を指摘した

 浦和レッズは10月10日のJ1第9節でF東京と対戦し、0-3で敗れた。今季の公式戦で初の無得点に終わったゲームだったが、試合後に曺貴裁監督は「自分たちのこだわり不足」とコメント。DF山根視来も「チーム全体が一瞬ふわっとしてしまうところが、今の浦和レッズなのかなと思います」と、その課題を話した。

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 浦和は勢いよくゲームに入り、敵陣でボールを奪うチャンスも作る立ち上がりになった。FC東京に最終ラインからつながれて崩される場面はあったものの、完全にどちらかが一方的に支配するわけではないゲームが続いていた。しかし後半18分、中盤で相手FW長倉幹樹に前を向かれてドリブルを仕掛けられると、浦和DF根本健太は一度ボールをカットしたが、そのままボールを持っていかれ突破されてしまう。続いて対峙したDF宮本優太も突破を防ぎきれず、左足シュートを決められてしまった。

 ここから前がかりになった背後を突かれた形での追加点を奪われると、最終的には3点目も奪われてスコアの上で完敗。リーグ9試合で21失点は暫定だが単独ワーストになり、今季の公式戦で初の無得点で試合を終えた。

 試合後会見で曺監督は先制点となった場面について「今日に関して言えば、あの展開で取られた1点目がやはりチームにとって重く、前がかりにならざるを得ない状況でした」として、「あの展開で、ああいうことで失点する弱さ、自分たちのこだわり不足というか、そういうものは、まだ浦和が抱えている、越えなければいけないハードルなのだと、今日は改めて本当に思いました」と課題を指摘した。

 この「こだわり不足」という言葉について、湘南ベルマーレ時代に曺監督の指導を受け、その後に川崎フロンターレでのタイトル獲得や日本代表でのワールドカップ(W杯)出場経験を持つ山根は「特に後半は、失点するまでは良いゲームだったと思います。ただ、チーム全体が一瞬ふわっとしてしまうところが、今の浦和レッズなのかなと思います。それを突き詰めるというのは、口で言うのは簡単ですけど、本当に日常から、そういうところを意識してやっていく必要があると思います」と話す。

 そのうえで、日常の一例として「まだどうしても、例えばオフ明け最初の練習メニューでパスがずれ続けるとか、ちょっとふわっとしたままビルドアップのポゼッション練習に入ってしまうとか、そういうことがあります。そういうところなのかなと思います」と話す。そして「どこまでサッカーに本気で向き合えるか、ということではないかなと思います。誰にでも起こり得ることですし、自分のプレーに責任を持ってやるというのは、やはり日頃からではないですかね」と、日々の大切さを口にした。

 浦和は9試合を終え4勝5敗となったが、今節までの上位5チームとの対戦では3戦全敗の成績も残る。上位争いに食い込んでいくためには、そうした勝負所での集中力やプレーの質を高めることも必要になっていくはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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