日本人監督を「なぜ解任したんだ」 過去17年で最高の成績…抗議活動に現地注目「誰もが困惑している」

石井監督がタイ代表から電撃解任
日本人指導者である石井正忠監督を解任したタイサッカー協会に対し、一部の熱烈なファンが抗議活動を行っていることを現地メディア「Thairath」が報じている。
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タイサッカー協会は10月21日に石井監督の解任を発表。タイ協会は30戦16勝で勝率53%という数字が十分ではないと判断し、石井監督と話し合った結果、契約解除に至ったとした。しかし、石井監督は自身のSNSを通じ、試合を振り返る目的で協会に呼ばれて、その後に「契約を解除する」と伝えられたと明かした。さらに「気持ちの整理ができないので、『また次回話をしましょう』と同意のサインをしなかった。そして、午後に解任の発表」とタイ協会とは異なる見解を記し、「なんて不誠実な人たちなんだろう」と不満を口にしていた。
2024年のアジアカップでは、タイを決勝トーナメントに導いた石井監督だったが、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)予選では、アジア2次予選で敗退となっていた。直近のアジアカップ予選では台湾代表に2-0、6-1の勝利を挙げていたが、21日に同意のないまま解任となった。
この発表後にはファンから批判が集まり、次の日にはタイ協会の前で抗議活動をするファンも現れたという。実際、石井監督の就任後にタイ代表はFIFAランクで113位から96位まで上昇しており、「過去17年で最高の成績」と記事でも伝えている。
記事によれば、抗議活動をしたファンは「なぜ協会は石井監督を解任したんだ」と書かれたプラカードを掲げ、「誰もが困惑している。なぜアジアカップ予選が終わっていない今なんだ。ホームとアウェーの両方で台湾に勝って、先に進める可能性があるのに。FIFAランキングでも96位まで上昇した。石井監督との契約は終わっていないし、解任することになれば、違約金を払わなければならない」とし、真相を知りたいため協会の人からの説明を求めるために行動に出たと話したという。




















