「浦和では何もできていない」…古巣相手に見せた姿 監督も称賛「もっと怖い選手になっていく」

長倉幹樹が1ゴール2アシストの活躍【写真:増田美咲】
長倉幹樹が1ゴール2アシストの活躍【写真:増田美咲】

長倉幹樹が1ゴール2アシストの大活躍

 FC東京は10月10日のJ1第9節で浦和レッズと対戦し、3-0で勝利した。古巣対決になったFW長倉幹樹が1ゴール2アシストで全得点に絡んで勝利に導き「プレーしている姿を見せたいという思いはありました」と話した。

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 長倉は浦和の下部組織で育ち、ユースからのトップ昇格は果たせず順天堂大学へ。卒業後もプロ入りとはならず、2022年に関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドFCに加入した。その年の夏に、浦和ユース時代の監督だった大槻毅氏が当時の指揮を執っていたザスパクサツ群馬に加入してプロデビュー。活躍を見せて翌年夏にはアルビレックス新潟に移籍した。そして、昨年の開幕前に浦和へと完全移籍したが満足な出場機会を得られず、6月の特別移籍ウインドーでFC東京へ移籍。今年に向け完全移籍に移行していた。

 そうした中で迎えた古巣対決のピッチで長倉は後半15分、中盤で前を向きドリブルで仕掛けると、浦和DF根本健太に一度はストップされるものの、そのままボールを前に弾いて前進。DF宮本優太も外して左足シュートを決めて先制に成功した。試合の行方を大きく左右した1点を「少し混戦になったところから、ボールが出てきました。狙っていた形でもあったので、それが得点につながったと思います」と振り返った。

 さらに後半24分には右サイドで背後に抜け出すと「相手のディフェンスが2人いて、2人目の選手を見ながらプレーしていました。そこを見ていたら、(安斎)颯馬の動きも見えたので、そちらを選択しました」と、安斎のゴールを見事にアシスト。後半40分には長倉がフリックしたボールを途中出場のMF佐藤恵允が蹴り込んで3点目となり勝負を決定づけた。1ゴール、2アシストと大暴れの古巣対決になった。

 その浦和戦への思いを、リーグ9試合で6得点となったストライカーは「浦和では、あまりプレーしている姿を見せられませんでした。今は違うチームですけど、自分がプレーしている姿を見せたいという思いはありました」と話す。そして「浦和では何もできていないので、そういう(成長したところを見せたい)思いはありました」と、笑顔も浮かべた。

 松橋力蔵監督は、3得点に絡んだながらも「彼に対して辛口というわけではないですけど、まだまだできる選手ですし、今日の前半はボールを受けつつもロストが非常に多かった。リズムを作れるところでのパスミスもありました。もちろん、あの狭い局面の中では、非常に難しいとは思うんですけども。やはり、そのプレーをしっかりと精度高く、周りとの関係性や戦術的なところで実現できれば、さらにもっと怖い選手になっていく」と話し、「それを目指せる気概を持っている選手だと思っています」と、信頼しているからこそのコメントを残した。

 ゴールもアシストも量産してマルチな能力を見せるストライカーは、首位に勝ち点1差と迫ったFC東京の前線で輝きを放っている。

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