“神の手”ゴールのマラドーナがVAR支持 当時採用なら「あのゴールは認められてない」

意外にもVAR推進派「全てを変える時だ」

 マラドーナ氏の語った言葉は的を射たものとなっている。それと同時に自身の“神の手”についてもこう続ける。

「オレは考えた。確かに、もしテクノロジーがあればあのゴールは認められてないだろう。それは他のことを教えてくれるはずだ。1990年のW杯でオレはソ連戦でゴールラインのボールをクリアするために手を使った。審判がそれを見てなかったからラッキーだったな。当時は技術を使うことはできなかったけど、今では違う話だ」

 自らの“マリーシア”が現代では通用しないと語ったマラドーナ氏は、自らのプレー以外にも1966年W杯決勝でのイングランドのゴール、2010年のイングランド対ドイツで起きたフランク・ランパードの“幻のゴール”などにも言及した。

 意外にもVAR推進派だったマラドーナ氏。最後にこう締めくくっている。

「テクノロジーが使われていれば、W杯の歴史は違ったものになるだろう。全てを変える時だ」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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