浦和監督「まだ予断を許さない状況」 体調不良者が続出→回復傾向も「準備せざるを得ない」

浦和は前節の岡山戦の前に体調不良による欠場者が相次いだ
浦和レッズの曺貴裁監督は、9月17日のトレーニング後に定例の記者会見をオンラインで実施。前節のファジアーノ岡山戦で体調不良による欠場者が相次いだことを受け「まだまだ予断を許さない状況」と話した。
浦和は9月13日のJ1第7節の岡山戦で、J1通算出場数で遠藤保仁氏が持つ歴代最多記録(672試合)まであと6試合に迫るGK西川周作や、今季右サイドを中心に絶材な存在感を放っていたMF金子拓郎ら、数人の主力選手がベンチ入りメンバーからも外れた。1-2で敗れた試合後にクラブからは、チーム内に複数の体調不良者が発生し、感染症対策を強化している中で今週の公開トレーニングや、9月19日の東京ヴェルディ戦で一部イベントが中止されることなどが発表されていた。
曺監督は「岡山戦の週にスタッフ、選手の中で複数人がそういう状況になりました。準備していたことをなかなか表現できなかった悔しさもあります」としたうえで、チームの現状について「今週は選手の回復も見込まれるところがあります。ただ、まだまだ予断を許さない状況です。岡山戦でも、前日や当日にそういう状況になったことが実際にありました」と、表情を崩さずに慎重な姿勢を見せた。
実際に指揮官が「健康に生活できているからといって、コンディションも同じように上がっているかというと、それはまた別です。そのあたりはフィジカル部門のスタッフやメディカルスタッフと相談しながら」としたように、東京V戦に関しては不透明なところも多く残る。「続々と選手が復帰プログラムに入り、試合に向けて動いていることは事実です。試合当日までいくつかのプランを用意しながら、準備せざるを得ないと思っています」と話したように、ギリギリまで判断を待つような部分も出てきそうだ。
東京Vは今季ここまで唯一のリーグ未勝利と苦しんでいるが、4引き分けはリーグで最も多く7試合で3得点はリーグでワーストの数字だ。一方の浦和は引き分けが1試合もなく17失点がリーグワーストとなっている。東京Vの9失点、浦和の13得点はリーグ全体を見ても悪い数字ではなく、ここまで残してきた成績という点では対照的なチームの対戦という見方もできる。
その対戦相手に関して曺監督は「今はなかなか勝ち点を取れていない状況だと見ていますけど、十分に勝ち点3を取るにふさわしい試合もしていました。何より、城福浩さんは僕の先輩でもありますし、非常に経験のある監督です。浦和に対して、いろいろなことを仕掛けてくると思います」と話す。そして、試合展開への展望を「数字だけを見れば正反対のチームですが、浦和レッズが攻撃的で、東京ヴェルディが守備的という試合にはならないと思います」と話した。
チーム内に体調が整わない選手が多く出ているのは歓迎できないことだが、今季ここまで多くの選手がJリーグや天皇杯で公式戦のピッチに立った面もある。指揮官は「戦力に厚みを持たせるきっかけをつくらせてもらったとも思います」としたうえで「今回の経験をポジティブにつなげていかなければいけないと思っています」と話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
























