浦和、94年9月以来の前半4失点で2-4敗戦 杉本2発のC大阪は首位キープ

首位・C大阪との勝ち点差は12

 これがリーグ19試合目となる浦和だが、今季の失点はこの日のもので34に達した。攻撃力を売りにしながらも昨季はリーグ最少の28失点で年間勝ち点1位を獲得したチームながら、今季はすでにリーグ戦の失点数が試合数以上になることが決まった。

 後半から浦和はDF那須大介をDF森脇良太に代えて入れ、遠藤を右ストッパーにシフト。また、MF駒井善成をMF宇賀神友弥に代えた。ハーフタイムにはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「浦和の名前を背負っているんだぞ」と檄が飛んだ。

 そうしたなかで後半の浦和はボールを保持してC大阪を押し込んでいくが、なかなか決定機は訪れない。後半の半ばを過ぎるとC大阪が5バックに変更してゴール前にブロックを形成。浦和はボールを持ちながら相手ペナルティーエリアに良い形で侵入できない時間を長く過ごし、そのままタイムアップを迎え、前半の大量失点が響く形で2-4の敗戦を喫した。

 データ分析会社「Opta」によれば、浦和がJ1で前半4失点以上喫したのは、1994年9月のベルマーレ平塚戦以来。浦和はこれで首位・C大阪との差が12に開いた。両チームのリーグ戦は残り16試合となったが、実質的に4試合分の差が付き、優勝への道は厳しくなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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