王者鹿島に脱帽「すごいなと思った」 現役大学生が痛感…味わった差「足りていない」

鹿島戦に出場した福岡・前田快【写真:徳原隆元】
鹿島戦に出場した福岡・前田快【写真:徳原隆元】

福岡の前田快「プロの選手を差し置いて自分が出ている、というのはどういうことなのか」

 アビスパ福岡は8月22日、J1リーグ第3節で鹿島アントラーズと対戦し、2-3で敗れた。悔しい敗戦にはなってしまったが、神奈川大学に在学中で特別指定選手として登録されているMF前田快が躍動。前半43分にはミドルシュートからFW師岡柊生の同点ゴールを演出すると、ロングスローでも敵地をどよめかせた。

「ヴィッセル戦のときもそうですけど、内容が良くてもやっぱり試合に勝てなかったら意味ないと思う。そういったところで結果が出ていないというところは、非常に悔しいなという気持ちです」

 このように試合を振り返った前田。前半31分にオウンゴールで先制こそ許したが、ゲームの流れを掴んだのは福岡だった。前半終了間際、前田のミドルシュートのこぼれ球に師岡が反応して同点。後半開始直後も押し込む時間は長かったが、同15分、19分に続けてゴールを奪われ、あっという間に突き放された。

「2失点目のところとかも、自分がちょっとサイドに行きすぎて真ん中を空けてしまったりとか。ああいうカウンターのところで焦って自分がボールに出てしまったところがぽっかり空いて、というところで起点を作られてしまったので。ああいうところで1回ディレイをするべきだったなと今は感じています」

 終わってみれば、1点差での惜敗。昨シーズン王者の貫禄を見せつけられた現役大学生は、「鹿島のすごいなと思ったところは」と痛感した差を明かした。

「ああいう後半の勢いあるなかで、カウンターでもレオ・セアラ選手の勢いがすごいなと思いました。福岡に足りていないゴールへの執念深さ、向かっていく姿勢というのは、王者を何回も経験しているチームの凄みだと思いました」

 なかでも、「自分の守備力というのが課題だなと感じたので、そういったところは修正しないといけないなと思った」ときっぱり。「自分の守備のところで言うと、柴崎(岳)さんとか、(マテウス)ブエノさんとか、もっと嫌がらせできるような守備ができればなというのは思いました」と問題点を認識した。

 試合に臨むうえで自身に問いかけるのは、「プロの選手を差し置いて自分が出ている、というのはどういうことなのか」。開幕から3試合連続で出場しており、「その責任感とか、ここまで応援しに来てくれる方々の気持ちを背負って戦うということを経験できている」と正式加入を前に有意義な1年を過ごす。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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