積み上げた「300」、節目の10年目 繰り返した移籍…輝いた舞台「楽しみながらやってこれた」

長崎戦で先制ゴールを決めた垣田裕暉【写真:徳原隆元】
長崎戦で先制ゴールを決めた垣田裕暉【写真:徳原隆元】

プロ10年目でJリーグ通算300試合出場を達成した垣田裕暉

 柏レイソルのFW垣田裕暉は8月22日に行われたJ1リーグ第3節のV・ファーレン長崎で先制ゴールを決めた。今シーズンでプロデビューから10年目。「サッカーを楽しみながらやってこれた結果」とここまでの歩みを振り返った。

 花束を抱えながら、本拠地・三協フロンテア柏スタジアムからの拍手喝采に応えた。前節の東京ヴェルディ戦でJリーグ通算300試合出場を達成し、長崎戦の前に記念セレモニーが行われた。「いつも見に来てくれてるので」。両親と並び、笑顔で記念撮影を行った数十分後にゴールネットを揺らした。

 先制ゴールは前半6分、右サイドでボールを受けたMF小泉佳穂が顔を上げた瞬間にゴールに向かい動き出した。小泉からの浮き球に合わせ、右足で押し込んだ。

「佳穂くんがパッと顔を上げた瞬間に相手の背中を取れて、そこからいいボールが来て相手がギリギリさわれないボールが来てって感じです」

 どっしり構える動きよりも斜めの動きだしで相手DFを翻弄した。攻撃だけでなく、守備でも前線からボールを追い、長崎のDF陣を守備でも苦しめた。攻守に絶大な貢献を見せ、後半12分にピッチを退いた。

「相手のセンターバックが2人交代しましたけど、ああいった形で相手が苦しくなるような状態を作れてるんで。自分たちの中では、失点はしたくないですけど、したとしてもやっぱりそこからまたやり返せるっていう、自信がチームにあるので。誰も慌てずにプレーしてるのがやっぱああなる要因かなと思います」

 J通算300試合出場を迎え、2016年にデビューしてから10年が経った。鹿島アントラーズユースからトップチームデビューを果たしたが、繰り返した期限付き移籍。それでも「サッカーを楽しむこと」を忘れずに歩んできた。

「一段一段の階段を踏みしめて、飛び越すことなく。最初はJ2で出てましたけど、そういったなかで一歩一歩、自分に必要なものを一つ一つ克服しながらやってこれたのかなと思います。楽しくやれていました。行く先行く先で楽しくサッカーをして、楽しみながらやってこれた結果だと思います」

 明治安田J1百年構想リーグではFW細谷真大にポジションを譲る試合が多かったが、今季は開幕戦から3試合連続でスタメン出場中。「この3試合は相手を押し込んで、常に自分たちの土俵でサッカーができてる」と自信も深めながら、日立台でのゴール100%を継続していく。

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