浦和から覚悟の移籍で戸惑い「人生で初めて」 長友佑都らがライバル…飽和状態も実感した「伸びしろ」

今季浦和から加入したFC東京DF石原広教
FC東京は8月21日のJ1第3節でジェフユナイテッド市原・千葉に2-0で勝利し、2026-27シーズンの初勝利を挙げた。今夏、浦和レッズから加入したDF石原広教は、この試合に左サイドバックで先発出場したが、試合後に「人生で初めて」だったと明かした。
浦和では右サイドを務めていた石原は、3-4-2-1を使っていた湘南では左ウイングバックとして先発出場していた。しかし、「左サイドバックでのスタメン、4枚の左サイドバックっていうのは人生で初めてで、まぁすごく新鮮な感じだったし、本当に伸びしろがあるなと自分で思った」と、苦笑した。
具体的に戸惑った点としては、「ファーストタッチの置き所もそう」と言い、「右だったらオープンにおいて中に運ぶとか逃げ道が決まっている。けれど左サイドだったら右で持つのか、左で持つのか、足下に置くのかって選択肢がすごく多い。一つのちょっとした迷いがファーストタッチのミスにつながるなとここ3試合やって感じます」と、この3試合、左サイドで戸惑いながらプレーしていたと明かした。
それでも、対峙した千葉の右サイドからはほとんど決定機も作らせなかった。「自分の所で何かしたわけじゃないですけど、チームのためにやれることをやれたかなと思っている」と言い、「今日は勝利が必要な試合でしたし、2週勝ててなかったので、一つ勝てたのは単純に良かった。ただ、もっと点差を付けて勝てたと思うし、前半のうちに試合を決めることができた試合だったと思うんで、そこはチームの課題かなと思います。こういう試合を早い時間帯でモノにしていくようなチームにならないと、やっぱり優勝は難しいと思うので、今日は早い時間で試合を決めるべきだったと思う」と、勝利を喜びながら、早く試合を決められなかったことを課題とした。
石原が起用されている左サイドバックは、チーム内でも最もポジション争いが激しいポジションかもしれない。「チームとして本当に優勝に向かっていますし、サイドバックはみんな今調子が良いですし、そこでの競争をしっかりしてみんなで切磋琢磨し合うというか、みんなで支え合って、良くないところがあれば指摘し合う。そういう関係性をみんなで作っていくべきだと思うし、そういう姿勢を自分が出せたらいいなと思います」と石原は言うが、彼以外にも、2試合出場停止となったDF橋本健人に加え、前節先発していたDFバングーナガンデ佳史扶、さらに現役続行を決めた日本代表DF長友佑都も出場機会をうかがって、飽和状態とも言える状態だ。
石原も「みんなJ1で出られる選手だと思いますし、本当にそれがチームにとってプラスだと思うし、それに負けないように。みんなそれぞれ思いはあると思うんで、良い競争ができればなと思います」と、橋本の出場停止が明けるなか、さらに激化するであろうポジション争いを歓迎した。
(河合 拓 / Taku Kawai)



















