開幕3連敗にJ助っ人「言う資格もない」 いまだ無得点…サポーターから鼓舞も「僕らは値しない」

3連敗の千葉GKスアレスが試合を振り返った
厳しい結果に、チームで唯一の希望ともいえるパフォーマンスを見せた守護神の表情は冴えなかった。8月21日のJ1第3節、国立競技場でFC東京とのアウェーゲームに臨んだジェフユナイテッド千葉だったが、0-2で敗れて3試合連続ノーゴールでの3連敗となった。17年ぶりのJ1初勝利を待つサポーターは、またもお預けとなった。
この試合、最初のゴールが決まったのは、後半27分だった。今シーズン、初めて4バックを敷いていた千葉だが、この時間帯まで守り切れていたのは4バックがハマったというよりも、GKホセ・スアレスの好セーブ連発が要因と言えただろう。前半25分にDF室屋成の枠内シュートを弾いてから、少なくとも4度は絶体絶命のピンチを防いだ。
何度もチームを救ったスアレスだったが、「そう言ってもらえるかもしれませんが、またハイライトを見て、個人的な分析をしたいと思います。もしかしたら2点目の失点の場面は、自分が前に出るべきではなかったかもしれないと思っています。そういうふうに(良かったと)言ってくれるかもしれませんが、向上心を持っているので、ミスから常に学ぶ姿勢をこの先、持ってやっていきたいと思います」と、コメントした。
この日、勝利のチャンスが薄かった千葉だが、勝機があったとすれば後半の飲水タイム直前のプレーだろう。エリア内を飛び出してボールをクリアしたGKスアレスの足に、FC東京のMF本間至恩の足が当たった。この時のスコアは0-0で、本間はすでにイエローカードを受けていた。仮に本間にイエローが出れば、千葉は数的優位を得られる状況だった。
試合の行方を大きく左右したであろう場面。飲水タイムに入っても痛がっていたスアレスは「足に何かを感じたのは確かですが、それが足裏かどうかはわかりません。審判がカードを出していないということは、イエローではない。審判の判断はリスペクトしています。VARがあっても、なくても、判断をするのは審判ですから。僕たちが要求はできません」と接触があったことを認めつつも、判定についてはレフェリーを尊重した。
3連敗という結果に、まっすぐ向き合うスアレスは「敗戦の直後で悲しい気持ちなので、何が足りないのか、それが大きいのか、小さいのか、深く掘り下げて分析できない」と肩を落とす。そして、サポーターには大きな借りがあると感じている。「試合が終わった後も、ああいうふうに声援をもらいましたが、それに僕らは値しないと正直思っています。彼らの声援に応えられていない。彼らは90分間ずっと歌い続けてくれているし、彼らは最後まで信じてくれていることは痛いほど伝わってきます。『もうしばらく待ってください』とも言う資格もない。ただただ、申し訳ないというだけです」と、無念さを強く滲ませてミックスゾーンを後にした。


















