2試合8失点で19位…広島との「差を感じました」 浦和指揮官の考え方「最後まで貫いて」

曺貴裁監督がチームの現状について言及した
浦和レッズの曺貴裁監督は、8月21日のトレーニング後に定例の記者会見を実施。開幕2連敗のスタートから23日に行われるJ1第3節FC町田ゼルビア戦に向け「誰かの力に頼るのではなく、スタッフと選手が協力して乗り越えていくだけ」と話した。
曺監督が今季に向け就任した浦和は開幕戦でガンバ大阪を相手に先制するも、MFマテウス・サヴィオが退場処分を受け約70分間を10人で戦う展開の中を3-4で競り負けた。第2節のサンフレッチェ広島戦は内容的にも完敗の1-4で終え、2試合連続で4失点の連敗と厳しいスタートになった。
その広島戦を受け曺監督は「試合が終わった後、僕も差を感じました」としたうえで、「自分たちのサッカーにおける弱点を引き出されました。システムやかみ合わせの問題もありますが、その前に、広島さんの対応に対して、自分たちが本当にコンパクトなフィールドをつくり、相手へ襲いかかれたのか。いろいろな要素はありますけど、その部分をガンバ大阪戦から高められた試合ではありませんでした。そこは監督として非常に反省しています」と話した。
一方で、始動日から見ても2か月弱の今について「同じ現象を起こさないこと、あるいは同じような状況になったときに、どう跳ね返すか。それをチームの枝葉ではなく、本質にしていかなければいけません。選手にとっても、僕たちスタッフにとっても大事な時間になりました」として、「新しくチームをつくる中では、当たり前のようにハードルがあります。自分たちは今、そのハードルに正面からぶつかっていると感じています。誰かの力に頼るのではなく、スタッフと選手が協力して乗り越えていくだけだと思います」と話している。
これまでの2試合を連続4失点で終え、結果に厳しいところがあるのは間違いない。そうした中でチームの「練度を上げていく」過程にある現状について、指揮官は「優勝や昇格など結果を残すチームは、ただ自分たちが信じたものをやり続ければ結果が出るというわけではありません。弱点がある中で、そこを抑えながらも自分たちの色は消さず、最後まで貫いていく。そういうチームが勝ち点を積み重ねていくのだと思います」と話す。
そのうえで「何かに取り組もうとすれば、デメリットという言い方が適切かは分かりませんけど、戦術には弱みもあります。それは、どのチームも同じです。その弱みを出させないために、日々選手たちと向き合い、細かい部分を詰める。ボールを奪った後、奪われた後の状況をあらかじめ準備しておく。そういうものを高めていくしかないと思います」として、「もちろん、結果との折り合いはつけなければいけません。ただ、そもそも大事なものは何かということは、選手たちに伝え続けたい」という考え方を言葉にした。
今週に入り元日本代表DF山根視来とMF瀬古樹の加入が発表された。コンディション調整や暑熱順化もあるため、指揮官は「町田戦に出るかどうかは、当日見てください」と、起用の明言を避けた。町田は2試合の合計9得点での連勝と、浦和と対照的な開幕スタートを切っている。浦和が立ち直りの印象を与える内容と結果を見せられるのか、MUFGスタジアム(国立競技場)での一戦が注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















