浦和監督が選手に要求「負けているようでは」 難敵を警戒「彼らの組織力には敵わない」

浦和の曺貴裁監督【写真:轡田哲朗】
浦和の曺貴裁監督【写真:轡田哲朗】

浦和は第2節で広島と対戦

 浦和レッズの曺貴裁監督は、8月13日のトレーニング後に定例会見を実施。ホーム開幕戦となる8月15日のJ1第2節サンフレッチェ広島戦に向け「エネルギーをさらに出せるような戦いをすること」と話した。

 8月7日にアウェーで迎えたガンバ大阪との開幕戦では、前半20分過ぎにMFマテウス・サヴィオが退場処分となり約70分間を10人で戦った。1-2のビハインドで迎えた後半に数的不利でも積極的なハイプレスに打って出て一時逆転する展開だったが、最後は試合終盤の2失点で3-4の逆転負けを喫した。それを受け指揮官は「結果を出すためのプロセスとして、自分たちの基準をつくるという面では、残りのリーグ戦37試合、プラス天皇杯とルヴァンカップに向かうにあたって、いろいろな学びが出ました」と、まとめている。

 そして今週は広島をホームに迎え撃っての第2節になる。前任の京都サンガF.C.で今年のJ1百年構想リーグで対戦している経験も踏まえ、曺監督は「J1で戦うようになってから、いろいろなことを学ばせてもらったチームです。同じプレーシステムということだけではなく、メンタリティーや、出場している選手たちのコンビネーションは、J1の中でもかなり熟成されたものがあると思います。そこへチームとして、あるいは個人として正面からぶつかっていくだけでは、彼らの組織力には敵わないと思っています」と、難敵であることを認めている。

 そのうえでゲームについて「自分たちが戦う中で、彼らに強みを出させないようにすること。それと同時に、言葉で言えば、彼らが少し混乱するような攻撃を仕掛けていかなければいけないと思っています」とコメント。広島がマンツーマン気味に積極的な守備を仕掛けてくることも予想される中、「個の戦いで負けているようでは、正直、話にならないと僕は思っています。そういうバトルで勝っていくことを前提にしながら、戦術的な要素を組み合わせなければいけません」と話した。

 敵地での開幕戦では、スタンドの多くをG大阪のサポーターが埋めて浦和サポーターは主に片側のゴール裏の2階席部分に集中した状態だったが、指揮官は「アウェーでの声量と、あの熱量はすごいなと改めて感じました。あの試合のインテンシティーを保てたのは、間違いなく彼らのそういう声援があったからだと思って試合をしていました」と話す。

 だからこそホーム開幕戦に向け「エネルギーをさらに出せるような戦いをすること」としたうえで、「今度は、開幕戦の何倍かのお客さんが来てくれると思います。たくさんの方が来てくれることを前提に考えれば、サポーターの皆さんに、ホームで少なくともあれ以上のものを見せなければいけないと、僕自身は強く思っています。明日も準備がありますけど、選手たちと共有しながら取り組みたい」と力を込めていた。

 指揮官が予言した相手を混乱させるような仕掛けや、出場停止となるサヴィオのポジションでどのような選手が起用されるかなど、開幕戦で見せた熱量だけでなく難敵を相手にどのような戦いを見せるのかも注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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