スペイン連盟会長と息子らが汚職容疑で逮捕 FIFA副会長も歴任した大物に捜査のメス

不正な資金の流れがあったとして、治安警察がスペイン連盟を家宅捜索

 スペインサッカー連盟のアンヘル・マリア・ビジャール会長と、その息子でCONMEBOL(北中米カリブ海サッカー連盟)のゴルカ・ビジャール元専務理事が贈収賄疑惑で逮捕されたことが明らかになった。スペイン紙「エル・パイス」などが報じている。

 地元治安警察がスペイン連盟の家宅捜索を行い、不正な資金の流れがあったとしてビジャール親子に加え、スペイン連盟のフアン・パドロン副会長の身柄も拘束したという。

 かつてアスレチック・ビルバオで選手だったビジャール会長は、1978年にスペインで選手協会を設立。そして88年にスペイン連盟の会長に就任した。収賄疑惑で失職しているFIFAのゼップ・ブラッター前会長や、UEFAのミシェル・プラティニ前会長との蜜月関係も有名で、92年からはFIFA副会長も兼任していた。

 世界最高峰リーグを誇るスペインサッカー界の首脳がスキャンダルで身柄を拘束されたことは、名門国に大きな衝撃を与えることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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