イングランドがベスト4進出 ベリンガム2発で60年ぶり快挙へ…ハーランド不発でノルウェー力尽きる

イングランドとノルウェーが対戦【写真:徳原隆元】
イングランドとノルウェーが対戦【写真:徳原隆元】

イングランドとノルウェーが対戦

 イングランド代表が延長戦を制して60年ぶりの頂点へ前進した。現地時間7月11日に北中米共催ワールドカップ(W杯)の準々決勝でノルウェー代表と対戦し、延長前半の決勝ゴールにより2-1で勝利した。

 ここまで決勝トーナメントでは先制を許しての逆転や、退場者を出しての際どい勝利を積み重ねてきたイングランドと、2回戦ではブラジル代表を倒すなどの快進撃を見せてきたノルウェーの対戦になった。また、イングランドのFWハリー・ケイン、ノルウェーのFWアーリング・ハーランドのエース対決も注目されるものになった。

 序盤からイングランドがボールを支配して押し込む展開になったが、ノルウェーも堅いブロックを形成して簡単にはゴール前に入り込ませなかった。そうした中で迎えた前半36分、ノルウェーが中盤でボールを奪うと左サイドへ展開。ボールを受けたMFアンドレアス・シェルデルップは狙いすまして左足を振り抜くと、これがファーサイドの上に突き刺さって先制点になった。

 それでもイングランドは前半アディショナルタイム、ゴール正面でのパス交換からボールを受けたMFジュード・ベリンガムがペナルティーエリア内までドリブルで切り込むと、角度が狭くなったにも関わらず左足の正確なシュートを決めて1-1の同点に追いついてハーフタイムを迎えた。

 イングランドはハーフタイムに2人の交代を行い中盤の攻撃的なポジションに選手を増やした。その中で迎えた後半10分、ノルウェーはコーナーキックのこぼれ球をDFトールビョルン・ヘッゲムが押し込んだ。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりオンフィールドレビューを実施。インプレー前にハーランドが相手選手を突き飛ばして優位性を確保したことが明らかになり、今大会からのVAR介入に関する新ルールによりゴールが取り消されてコーナーキックのやり直しになった。

 両者譲らずに延長戦に突入したゲームは、イングランドが地力を見せた。延長前半3分にミドルシュートのこぼれ球をベリンガムが押し込んで勝ち越した。さらにはDFジェド・スペンスの突破でPKを獲得したと思われたが、VAR介入からのオンフィールドレビューの末、スペンスが相手の前に意図的に足を出して接触を誘発したとされ、PKは取り消された。

 大会を通じての疲労もあってか、ノルウェーはハーランドが前線で存在感を見せることができず、延長戦のハーフタイムで交代に。このまま2-1で勝利したイングランドが2大会ぶりのベスト4に進出し、自国開催の1966年大会以来60年ぶりの優勝に向け一歩近づいた。

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