広島がJ1残留へ積極補強 FC東京から豪州代表FWバーンズを獲得

先月末の丹羽、パトリックに続く即戦力補強

 J1のサンフレッチェ広島は13日、6月までFC東京に在籍していたオーストラリア代表FWネイサン・バーンズを、完全移籍で獲得することを発表した。

 国際Aマッチ24試合出場3得点で、2015年アジアカップ優勝メンバーでもあるネイサン・バーンズは、同年夏にFC東京に加入。スピードと技術に優れるアタッカーとして期待されたが、約2年間の在籍期間でJ1リーグ26試合3得点と、助っ人としては物足りない数字に終わった。特に今季は、チームが元日本代表FW大久保嘉人や、昨季得点王のFWピーター・ウタカを補強したこともあってJ1で1試合も出場できずに、先月末の契約満了をもって退団していた。

 そうしたなか、J1第18節終了時点で17位に沈む広島が獲得に動いた。ネイサン・バーンズはクラブを通じて、「日本で最も成功しているクラブのひとつであるサンフレッチェ広島と契約に至り、このクラブのためにプレーできることとなり、大変光栄です。クラブのために全力を尽くし、勝利に貢献できるよう、頑張ります」とコメント。J1残留を目指すチームのために全力を尽くすことを誓っている。チームには18日に合流予定だという。

 広島は先月27日に、ガンバ大阪からDF丹羽大輝を完全移籍で、FWパトリックを期限付き移籍で獲得。10日には森保一前監督の後任として、ヤン・ヨンソン氏の監督就任を発表していた。過去5シーズンで3度のJ1制覇を成し遂げている広島は、浮上のきっかけをつかむべく、積極的なテコ入れを行っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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