ベルギーFWが本音「彼がなぜ出場を許されたのか」 出場停止の保留は「本当に理解できなかった」

ベルギー代表FWのドディ・ルケバキオ【写真:ロイター】
ベルギー代表FWのドディ・ルケバキオ【写真:ロイター】

アメリカを下したベルギー代表が準々決勝へ進出

 ベルギー代表は現地時間7月6日、北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド16でアメリカ代表と対戦し、4-1で圧勝を飾った。この結果、ベスト8進出を決めたベルギー代表だが、試合前にはピッチ外での決定を巡り不満を募らせていた。英紙「ガーディアン」が報じている。

 物議を醸したのは、アメリカのFWフォラリン・バログンがラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で受けたレッドカードが、国際サッカー連盟(FIFA)によって一時停止されたことだ。これによりバログンは1試合の出場停止処分を科されることなく、ベルギー戦への出場が可能となった。ドナルド・トランプ氏がこのレッドカード撤回に向けてロビー活動を行っていたことが発覚すると、ベルギーをはじめとする各国から怒りの声が上がり、欧州サッカー連盟(UEFA)も「理解不能であり、正当化できない」と、この決定を非難していた。

 大勝で準々決勝進出を決めた後、ベルギー代表の公式SNSアカウントはすぐさまメッセージを発信。ゴールの歓喜を収めた画像とともに「覆す」と投稿し、ピッチ外の騒動に対する皮肉をぶつけた。そしてMFユーリ・ティーレマンスは、一連のバログンを巡る騒動がチームのモチベーションを刺激したと試合後に語っている。

「正直に言うと、そのニュースを聞いた時に私たちはミーティングを開いた。そして、自分たちはピッチの上で語る必要があると互いに言い聞かせたんだ。それが今日、私たちが実践したことだ。チームをとても誇りに思っている」

 さらに、FWドディ・ルケバキオも「レッドカードを受けた彼がなぜ出場を許されたのか、本当に理解できなかった」と本音を漏らしつつも、「そのことに過剰に囚われたくはなかった。集中して自分たちのゲームをプレーしたかったし、今日それを実行できた」と振り返り、騒動に惑わされず任務を遂行したことを強調した。

 ピッチ外での逆風を力に変えてアメリカを粉砕したベルギー代表は、準決勝進出を懸けてスペイン代表と激突する。過熱した物議を実力で黙らせた赤い悪魔たちが、次なる大一番へ向けてどのような戦いを見せるか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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