ドルト新監督、独4部相手の初陣黒星に厳しい評価 「私の哲学を理解するまで時間がかかる」

ボス新体制初陣、ドイツ4部のRWエッセンに2-3でまさかの敗戦

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、11日に今季初の親善試合でドイツ4部のRWエッセンと対戦したが、2-3で敗戦。よもやの黒星スタートに、ペーター・ボス新監督は「4部相手には勝たなければ」と厳しい評価を下した。ドイツ紙「ルール・ナハリヒテン」が報じている。

 過去にはJリーグのジェフユナイテッド市原(現・千葉)でのプレー経験があり、昨季までアヤックスを率いていたボス監督は、スタメンにGKビュルキ、DFパスラック、ソクラティス、トプラク、シュメルツァー、MFはドゥルム、シャヒン、ワーナー、FWはモル、オーバメヤン、シュールレというメンバーを送り出した。

 左肩脱臼でチームに合流していない香川のほか、故障離脱中のMFロイス、ヴァイグル、ゲレイロ、コンディション不良のGKヴァイデンフェラー、MFゲッツェ、ローデが欠場。ベストメンバーではないなか、前半29分にオーバメヤン、後半18分にデンベレがゴールを決めたが、一度もリードを奪うことができず。後半に一気にメンバーを入れ替えても、勝利に手が届かなかった。

 記事によれば、53歳の指揮官は渋い表情で次のように試合を振り返ったという。

「BVBは今日悪かった。我々は4部相手には常に勝たなければいけない。選手が私のフットボール哲学を理解するまで、時間がかかるだろう」

 アヤックスを躍進させたボス監督は、今後自身の哲学をいかにチームに浸透させ、香川にはどのような役割を与えるのか。その手腕に注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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