ルカク争奪戦に敗れたチェルシー 移籍金91億円でブンデス得点王にアタックか

コスタが退団濃厚、ルカク獲得にも失敗…新ストライカー候補にオーバメヤンが浮上

 チェルシーは今オフ、2013-14シーズンに放出したベルギー代表FWロメル・ルカクの争奪戦で、マンチェスター・ユナイテッドに敗れた。そこで、新ストライカー候補として日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンをリストアップしているという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 昨季のプレミア王者は、エースのスペイン代表FWジエゴ・コスタとアントニオ・コンテ監督の不仲が表面化。コスタはFIFAの処分で来年1月まで新戦力の選手登録をできないアトレチコ・マドリードへの復帰を画策しているとされる。

 レアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタに興味を示すなか、ルカクの争奪戦に緊急参戦するも、ユナイテッドに移籍金7500万ポンド(約110億円)で先を越されてしまった。そこで浮上したのが、ブンデスリーガ随一の韋駄天ストライカーである。

 昨季31ゴールを奪って自身初のブンデスリーガ得点王に輝いたオーバメヤンに対し、ドルトムントは移籍金を7000万ユーロ(約91億円)に設定。記事では「レアル・マドリードのモラタに対するスタンスよりも、ブンデスリーガのチームはより交渉に応じる準備がある」と報じている。

 昨季終了後にはクラブに移籍の意向を伝えたとも報じられ、パリ・サンジェルマンやミラン、リバプール、中国リーグのクラブなどが移籍先候補に浮上したオーバメヤン。新シーズンに向けて一旦はドルトムントに合流したが、その動向に注目が集まっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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