日本人記者に取材が殺到「ここまで来たんだ」 ブラジルメディアから30社超え…対戦に注目度アップ

日本代表はラウンド32でブラジルと激突
森保一監督率いるサッカー日本代表(FIFAランク17位)は現地時間6月29日、アメリカ・テキサス州のヒューストン・スタジアムで行われるFIFA北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でブラジル代表(5位)と対戦する。ラウンド32で優勝経験5回の“王国”と激突。日本にとって歴史的な一戦は、ブラジルでも注目を浴びているという。同国に拠点を置き、代表を追い続ける藤原清美さんの元に取材が殺到。「日本サッカーもここまで来たんだな」と率直な思いを明かした。
会見場には溢れんばかりの人。練習会場にも日本とブラジルメディアが詰めかけた。森保ジャパンは「カナリア軍団」相手にどこまで立ち向かえるのか。指揮官は前日会見で「ブラジルにはリスペクトしていますが、本物の、本気のブラジルとこのW杯で戦えるのは、未来に大きな財産になると思います。選手たちも思い切って戦えるように、心身ともに作ってくれると思います」と、闘志を燃やした。
W杯での対戦は2006年ドイツW杯以来、20年ぶり2度目。だが、1-4で完敗した前回はグループステージでの対戦で、今回は一発勝負の決勝トーナメントになる。負けられない戦いに森保監督が「本気のブラジル」と表現するのも頷ける。さらに、昨年10月の親善試合では日本が0-2から後半に3得点して史上初めての勝利を逆転で掴み取った。だからこそ、ブラジル国内での注目度も高まっているようだ。
2001年にリオデジャネイロに拠点を置き、ブラジルで取材活動を務める藤原さん。今大会もブラジル代表を追い続けている。そのため、決勝トーナメントで日本との対戦が決定すると、藤原さんの元に同国メディア30社以上から取材が殺到。日本代表について、日本サッカーについて、対戦の感想などさまざまな角度から質問を受けたという。
「こんなことは初めて。日本へのリスペクトもあって、ブラジルがここまで注目するなんて『日本サッカーもここまで来たんだな』と感慨深くなった」
ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督も、昨年の対戦で「日本が本当に世界最高峰のチームの一つであると知る上で、あれは我々にとって良い経験になりました」と敬意を表した。日本を軽視することなく「明日は最終的に強くなくてはいけない。はっきりと物事を考えないといけない。でも本当にこのラウンドはいろんなことが起こり得る。選手もモチベーションがある。明日は完璧なスタメンを用意している」と宣言。日本にとって大きな1歩となる一戦は、“王国”も重要だと捉えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)













