代表OBも驚愕「こんな選手が日本に」 23歳の森保J戦士に脱帽「日本の弱みであった」

日本代表の鈴木彩艶【写真:徳原隆元】
日本代表の鈴木彩艶【写真:徳原隆元】

【専門家の目|太田宏介】日本はスウェーデンと対戦し1-1のドロー

 サッカー日本代表は現地6月25日、北中米共催ワールドカップ(W杯)のグループリーグF組最終戦でスウェーデン代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合で大活躍をしたGK鈴木彩艶について、元日本代表DF太田宏介が「こんなにハイボールに強い選手が日本にいるのかってぐらい素晴らしい」と絶賛している。

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 チームを救う神プレーの連発だった。序盤はミラーゲームということもあり、膠着した展開に。立ち上がりはスウェーデンに少し押され、立て続けにセットプレーを与えるも、鈴木彩艶がパンチングで何度も弾き出し、ピンチをしのいだ。

 そして後半11分に華麗な崩しからFW前田大然のゴールで先制に成功。その後同17分に同点に追いつかれる展開となったが、ここから鈴木彩艶がスーパープレーを連発する。まずは同20分、自陣でボールを奪われFWアレクサンダー・イサクにシュートを放たれたが、鈴木彩艶が横っ飛び。ボールを弾き出し、味方のミスを救った。

「こういう押された展開で、日本が耐えられなかったことが過去によくあるじゃないですか。最後もセットプレーも多かったなかで、やっぱり鈴木選手の存在感はすごく大きかったと思います。ああいった場面でハイボールをキャッチできるとか、弾けるとか、チームは凄く助かる。そういった面も含めて守り切る力、シンプルにチームとしての守備力みたいなところは本当に強く感じますね」

 太田氏の言うように、日本は終盤にかけてスウェーデンに押される展開が続き、コーナーキック含めてセットプレーも何度か与えてしまった。しかし、ここでも鈴木彩艶が立ちはだかり、セーブや的確なパンチング、安定感のあるキャッチでチームを助けた。

「チームメイトからしたら超デカいです。結構力負けしてハイボール弾けないとか、むしろボールに対して行けないっていうのが、これまでの日本のキーパーにはあって、サイズ感のところも含めて日本の弱みであったと思うんですよ。こんなにハイボールに強い選手が日本にいるのかってぐらい、めちゃくちゃデカいですよ、本当に」と太田氏も唸った。

 そして中継で解説を務めた元日本代表MF本田圭佑も「さすがパルマ」と絶賛しており、「圭佑君の解説であった『さすがパルマ』っていう言葉に詰まっていると思います。キーパー育成というか、名手をたくさん生んできたそのパルマで大活躍をしていて、おそらくこの夏、ステップアップをする選手だと思うので、そういう意味でもこの大会で抜群のパフォーマンスを見せてるいると思いますね」と、絶賛の言葉を口にした。

 日本はもし終盤に失点して負けていればグループ3位となり、高確率で優勝候補筆頭のフランス代表と対戦することになっていた。それを回避し臨む王国ブラジル戦との一戦で、23歳の守護神が再びチームを救うのか、さらなる活躍に期待が寄せられる。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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