窮地を救った“守護神”が文句なしのMVP 攻撃の芽を摘んだ7番も最高評価…スウェーデン戦「パフォーマンス査定」

スウェーデン戦の出場メンバー16選手を5段階査定
日本代表は現地時間6月25日、メキシコ・テキサスのダラス・スタジアムでスウェーデン代表と対戦し、1−1で引き分けた。オランダ戦(2−2)、チュニジア戦(4−0)を終えて勝ち点4を得ていた日本は、勝ち点を4に伸ばしてグループ2位で、3大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。この試合に出場した全16選手のパフォーマンスを5段階評価(最高が5つ星★★★★★)で査定した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
<GK>
■鈴木彩艶(パルマ)=★★★★★
高さが脅威になるスウェーデンの最初のCKをパンチングし、この日も安定感抜群のプレーぶり。ハイボールを大きなパンチングで弾き返し、収められるボールはこぼすことなく確実に懐に収めた。後半20分と試合終了間際にはスウェーデンの逆転ゴールを阻む2度のビッグセーブで最少失点に抑えた。文句なしのMVP。
<DF>
■瀬古歩夢(ル・アーヴル)=★★★★☆(→後半30分OUT)
今大会初先発。板倉、谷口と連動しながら、しっかりとラインをコンパクトに保ちながら守備のタスクをこなす。後半にはスピードのある攻撃からイサクの横パスを遮断するビッグプレーで1対2の数的不利の状況を守り抜いた。
■渡辺 剛(フェイエノールト)=★★★☆☆(←後半30分IN)
相手が攻撃に力をかけてくる試合の最終盤に投入される。日本のCKからカウンターを仕掛けようとした相手に対して、高い位置でしっかりと食い止めて逆カウンターにつなげた。
■板倉 滉(アヤックス)=★★★☆☆(→前半39分OUT)
ギョケレシュを中心に相手の攻め残った3トップを見張りながら、3バックを中央で統率。遠藤からキャプテンマークを引き継いだ男が、特に接触なども見られなかったなかで前半の途中でベンチへ退いたのは今後に向けて気がかりなところ。
■谷口彰悟(シント=トロイデン)=★★★★☆(←前半39分IN)
板倉の異変によって緊急出場となったが、しっかりとゲームに入る。シュートを打ちにいったギョケレシュに対応して身体を投げだしてブロック。前線に力をかけてきたなかで、大会初のイエローカードを受けた。
■伊藤洋輝(バイエルン)=★★★★☆
安定感のあるハイボールやクロスへの対応で、危険な位置にボールを運ばせずに守備を締める。またボール保持時には高い位置を取って、効果的な攻め上がりから左利きを生かした前方へのパスやクロスでも存在感を示す。
<MF>
■田中碧(リーズ)=★★★★★
豊富な運動量と力強いタックルでスウェーデンの攻撃の芽を何度も潰した。配球役もこなしながら、相手のプレスを技術でかわして推進力も見せた。後半の立ち上がりにはDFをいなして、シュートに持ち込む場面も。
■鎌田大地(クリスタル・パレス)=★★★★☆
バランスをとりながら、球際での守備の強さが光る。しっかりと相手の守備がハマっていたことで前方へ決定的なパスを出せないなか、相手の守備ライン間にポジションをとって、パスの受け手となりながら、前方へ攻め上がれるタイミングを探り続ける。
■菅原由勢(ブレーメン)=★★☆☆☆
W杯初先発。堂安と連動しながら、右サイドで攻撃に変化をつけようとする。後半8分に左の中村から送られてきたボールはシュートを打ちたかった。後半20分に危ういボールロストで大ピンチを招いたが、鈴木のセーブに救われる。
■中村敬斗(スタッド・ランス)=★★★☆☆(→後半30分IN)
なかなか攻め込むことが難しいなかで、決定的なプレーは難しかった。前半45分にはほとんど空間がないなかで、ノーステップのインサイドシュートをゴール右隅に飛ばして一瞬の輝きを見せる。
■長友佑都(FC東京)=★★★☆☆(←後半30分IN)
1−1の緊迫した場面で、日本人初の5大会出場を果たす。ベテランらしく、冷静にクリアするなど正しいプレーを選択。後半ATには高い位置からゴール前に低いボールのクロスを入れた。
■堂安 律(フランクフルト)=★★★☆☆(→後半22分OUT)
これまでの右ウイングバックではなく、右シャドーで先発。左利きならではの斜めのパスで先制点をアシストして結果を出す。だがエランガのゴールの場面では寄せきれなかった。
■伊東純也(ゲンク)=★★★☆☆(←後半22分IN)
無理に攻める必要がない中でアクセル全開とはいかなかったが、ボールを持った時や前に走った時には、チャンスができるのではないかというワクワク感をもたらした。
■前田大然(セルティック)=★★★★☆
持ち前のスプリント能力でアグレッシブにプレスをかける。後半はダイナミックな走りが増えて、スウェーデンの最終ラインを引き下げた。先制点の場面では見事な抜けだしから完璧なトラップとシュートを見せて、2024−25シーズンのスコットランドMVPの真価を示す。
<FW>
■上田綺世(フェイエノールト)=★★★★☆(→後半22分OUT)
屈強なスウェーデンの守備を相手にも高いフィジカル能力でポストプレーをこなす。先制点の場面でも堂安とのワンツーでしっかり壁役となって関与した。2戦連発とはならなかったが、厳格なマークにあいながら最前線で頼れるプレーを見せた。
■小川航基(NECナイメヘン)=★★★☆☆(←後半22分IN)
試合をクローズする時間帯からの起用。それでも後半37分にはCKの延長の攻撃から鎌田のクロスを難しい体勢で合わせてシュートを一本放つ。終盤はハーフウェーライン付近で相手最終ラインにロングボールを簡単に蹴らせないように警戒した。
(FOOTBALL ZONE編集部)














