上田綺世「同じ場所でしか拭えない」 4年前の悔しさ晴らす…現地サポ大声援に「ホームのような雰囲気」

日本代表はチュニジアに4-0快勝【写真:ロイター】
日本代表はチュニジアに4-0快勝【写真:ロイター】

日本とチュニジアが対戦

 日本代表は現地時間6月20日、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)グループステージF組の第2節でチュニジア代表と対戦し4-0で勝利した。2ゴール1アシストと勝利に貢献したFW上田綺世は試合後のインタビューで4年目の悔しい思いを口にしつつ振り返った。

 日本は前半4分、自陣からボールをつなぎMF中村敬斗クロスに鎌田が左足ヒールで合わせて先制に成功した。さらに同31分、ゴール前中央やや右寄りでボールを受けた上田が、何度もキックフェイントを見せてタイミングをずらし、右足一閃。相手の股下を通った鋭いシュートはゴール左隅に突き刺さった。

 このゴールについて、右サイドにMF伊東純也がフリーでいたがパスをせず。「正直自分でシュートを打つのは、ほぼ決めていて。だから純也くんをちょっと囮にさせてもらいました」と言及し、相手DFの股抜きとなったシュートは「あそこまでは特に考えていなくて、とにかく純也くんが抜けて、空けてくれたスペースに、そこを上手く使ってシュートを打つっていうことだけを考えてました」と明かした。

 上田はさらに同38分、MF佐野海舟のクロスに滞空時間の長いヘディングで合わせてこの日2点目を決めた。試合は4-0と快勝し、チームの3点目もアシストした上田。しかし4年目のカタール大会で第2戦のコスタリカ戦で先発も、思うような実力を発揮できずに前半のみで交代となっていた。

「4年前自分が悔しい思いをして、そこから積み上げてきたものが、つながったと思います。自分が今シーズンいい結果だったので、周りのメディアの方に(いいことを)言われたとしても、自分が4年前感じた悔しさは、同じ場所でしか、拭えないと思っていました。でも前回の試合もそうだし。結局自分自身が、チームを勝たせられていないということに少し悔しさもありつつ。それを少しでも、チームにこの試合では貢献できたんじゃないかなと思ってます」

 そしてW杯で決めた初ゴールは「やっぱりこれまで自分が決めて来たゴールよりも喜びもそうだし、達成感もそうだし、自分が背負ってきたものそうだし、そういった意味では全く違ったものでした」と、思いを口にした。

 この試合では試合会場のエスタディオン・モンテレイは、さながら日本のホームのような雰囲気に包まれた。スタジアムには多くの日本人サポーターが詰めかけただけでなく、地元メキシコのファンも声を張り上げ、さらに運営を支えるボランティアまでもが日本に声援を送っていた。

 上田も「これだけ日本から遠い環境で、スタジアムも青一色で、ホームかのような雰囲気でできたっていうのは、今日の結果に大きく影響してるとも思います。やっぱり青いユニフォームを着ているのが、日本人だけじゃないっていうのは、今僕らがヨーロッパ相手だったり、日本代表としても結果を残し続けていることの現れでもあるかなと思います。日本という国がリスペクトされている部分もあるかなと思うので、自分たちがもっともっと応援してもらえるような、日本を誇りに思ってもらえるような、勝てると信じてもらえるようなチームになっていくのが目標です」と、日本を応援してくれたサポーターの感謝を述べて締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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