韓国代表FWに“嘲笑”で母国メディアと衝突「大きな衝撃と失望」 取材拒否へ発展…W杯で異例の事態

W杯を戦う韓国代表はメキシコ戦を前にメディア対応をキャンセル
韓国代表FWソン・フンミンを巡り、同国代表チームと母国メディアの間に亀裂が生じている。現地時間6月16日、ワールドカップ(W杯)のメキシコ戦を控えるチームで異変が起きているという。カタール衛星テレビ局「Al Jazeera」が、代表キャプテンに対する言葉が発端となり、チームに「大きな衝撃と失望」をもたらしたと伝えている。
騒動のキッカケは、初戦のチェコ戦を控えた6月7日の公開トレーニングだった。チームメイトとともにランニングしていた33歳のソン・フンミンに対し、身元不明のメディア関係者が同選手の兵役に関する嘲笑を浴びせた。大会の公式放映権を持つ韓国の放送局「JTBC」が記録していた映像が後に流出し、ソーシャルメディア上で激しい反応を引き起こした。2018年アジア競技大会で金メダルを獲得したソン・フンミンは兵役免除の特例を受けており、2020年には3週間の基礎軍事訓練や社会奉仕活動などの代替義務を完了させていた。
予期せぬ出来事は、選手たちによる母国メディアへのボイコットへ発展した。カメラがソン・フンミンに対するコメントを捉えた後、メディアへのアクセスは遮断されたという。選手たちはチームの公式な活動以外でのメディア対応を拒否しており、予定されていたインタビューもキャンセルされた。さらに、一連の騒動によりチームのメディア担当官の1人が辞任に追い込まれたと報じた。
韓国サッカー協会は月曜日に声明を発表し、事態の収拾を図っている。声明では「代表チームの練習中に一部のメディア関係者が発した不適切な発言」と言及している。また「代表チームの保護を最優先し、健全なメディア環境を作るために努力し続ける」と綴っている。1年前にトッテナムからロサンゼルスFCへ移籍したソン・フンミンは、2-1で勝利した初戦のチェコ戦で決定機を逃していた。次戦でメキシコと対戦するなか、ピッチ外の騒動がチームに影響を与えないか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)















