レスター監督が相手選手の首を絞める暴挙 ペナルティの可能性も

試合後には釈明? 「彼が私に何か言ったからだ」

 プレミアリーグ最下位のレスターを率いるナイジェル・ピアソン監督が7日のクリスタル・パレス戦で相手のスコットランド代表MFジェイムス・マッカーサーの首を絞め、ベンチ入り禁止などのペナルティを科される可能性が浮上している。英地元紙「インディペンデント」が報じている。

 指揮官は、タッチライン際でレスターの選手と競り合いとなり倒れ込んだマッカーサーに突如のしかかった。抵抗するウインガーを押さえ込みながら首を絞めるという衝撃の蛮行にスタンドはどよめいたが、主審は見逃していた様子だ。マッカーサーは強引に手を振り払って起き上がった。

 マッカーサーは昨季までウィガンでプレーし、今季開幕前にレスターが獲得に乗り出したが、クリスタル・パレスとの争奪戦に敗れた因縁があったという。

 試合後、英国営放送「BBC」のインタビューでピアソン監督は蛮行に及んだ理由について、「なぜなら彼が私に何か言ったからだ。内容について言及する必要があるのかい? 自分自身のことは自分でコントロールできる」と語っているが、この行為に関してペナルティが科される可能性も浮上している。

 成績不振から8日には地元メディアでピアソン監督解任のニュースが流れたが、クラブ側は続投の声明文を発表している。

 危機的状況に陥っているレスターは今冬の移籍市場で、マインツの日本代表FW岡崎慎司に獲得オファーを出したが実現しなかった。クラブの現状を踏まえれば、破談はむしろ侍ストライカーにとって朗報だったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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