3人退場で波乱…W杯の判定「議論の余地がある」 指揮官が見解「少し厳しすぎではないか」

W杯開幕戦からレッドカードが3枚飛び交った【写真:ロイター】
W杯開幕戦からレッドカードが3枚飛び交った【写真:ロイター】

南アフリカは開幕戦でメキシコに0-2で敗戦

 北中米共催ワールドカップ(W杯)の開幕戦、グループリーグA組のメキシコ代表と南アフリカ代表の試合が現地時間6月11日に行われ、メキシコが2-0で勝利を収めた。2人の退場者を出した南アフリカのウーゴ・ブロース監督は、試合後の記者会見で「2枚目のレッドカードを出すには少し厳しすぎたのではないか」との見解を示した。

 メキシコが1-0でリードして迎えた後半4分、メキシコの攻撃で最終ライン背後へ絶妙なパスが出るとMFブライアン・グティエレスが抜け出してGKと1対1のチャンスを得たところで南アフリカのMFスフェフェロ・シトレが背後から倒してしまった。主審は決定的な得点機会の阻止(DOGSO)としてシトレにレッドカードを提示し、今大会で初の退場者になった。

 また、スコアが2-0となった後の後半39分には、途中出場のMFテンバ・ズワネが相手選手との競り合いで顔のあたりに手をかけてしまい、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の末に乱暴な行為としてレッドカードが提示された。さらにアディショナルタイムには、メキシコDFセサル・モンテスがDOGSOにより退場処分となり、ブラジル人のウィルトン・サンパイオ主審が担当した開幕戦は両チーム合計3人の退場という荒れ模様となってしまった。

 ブロース監督は試合後の記者会見で、「2枚目のレッドカードについては議論の余地があると思います。というのも、メキシコの選手が進路を妨げていたようにも見えたからです。ただ、それは主審の判断ですし、私たちはその判定も受け入れなければなりません。とはいえ、見方によっては、2枚目のレッドカードを出すには少し厳しすぎたのではないか、軽い接触だったとも言えるかもしれません」との見解を示した。

 また、かつて日本代表を指揮したこともあるメキシコ代表のハビエル・アギーレ監督は「初戦を勝利でスタートできたわけですから、結果としては非常に良い締めくくりだったと思います」としたうえで「退場になった場面についてですが、あれは私たちの選手にとって最善の判断ではありませんでした。もちろん、ああいう形は望んでいませんでしたが、試合ではそういうことも起こります」と話していた。

 いきなり3人もの退場者を出す開幕戦になってしまったが、こうした判定基準はこれから試合をするチームにとっても留意すべきポイントになっていきそうだ。

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