W杯出場のJリーガー「キャリアが上昇気流」 セミプロから大躍進…海外注目「兄の負傷を受けて」

オーストラリア代表に選出された町田のテテ・イェンギ【写真:増田美咲】
オーストラリア代表に選出された町田のテテ・イェンギ【写真:増田美咲】

代表デビュー戦でゴールを決めたテテ・イェンギ

 FC町田ゼルビアのFWテテ・イェンギは、J1百年構想リーグやAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)での活躍が評価され、北中米ワールドカップ(W杯)のオーストラリア代表メンバーに滑り込んだ。現地時間6月6日のスイスとの国際親善試合でオーストラリア代表デビューを果たし、初ゴールを決めたテテが、ブラジルメディア「グローボ」に特集された。

【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!

 記事では、テテが代表デビュー戦となったスイス戦で初ゴールを挙げたことを伝えるとともに、「彼は南スーダンからの難民だった男の息子であり、兄の負傷を受けて代表入りすることとなった」と生い立ちを紹介。現在はセレッソ大阪に所属し、今年3月の練習中に左大腿直筋腱断裂の大けがを負ったFWクシニ・イェンギの状態も伝えた。

 テテは2020年までセミプロでプレーしており、その後、イングランドのイプスウィッチ・タウンへ移籍。しかし、一度もピッチに立つことなくフィンランドのクラブへ貸し出され、イングランド4部のノーサンプトン・タウンでも1ゴールを決められなかった。記事では、プロキャリアの序盤が難しいものだったが、その後のスコットランドと日本で流れが変わったと伝えている。

 さらに「ようやくキャリアが上昇気流に乗ったのは、2024年にスコットランドのリビングストンに入ってからだった。83試合で18ゴール7アシストと、特筆すべき数字を残せたわけではないが日本のFC町田ゼルビアの関心を惹いた」と、町田加入前の活躍に言及。そして「重要なゴールを挙げて、彼はクラブをACLEの準優勝に導いた。そして、ギリギリだったがアジアでの戦いぶりがオーストラリア代表を惹きつけた。親善試合や予選でテストもされずに、テテはW杯のメンバーに選出された。W杯予選では8試合6ゴールを挙げる活躍を見せていた兄の負傷も、そのきっかけになった」と、そのキャリアの転換期を報じた。

 兄が不在のなかでW杯メンバーの26人に入ったテテ。記事では「W杯にはいないけれど、兄は確かにここにいた。僕が選ばれたことを喜んでくれている。もちろん、彼は出られなかったことを少し残念に思っているけれど、僕は彼の代わりにここにいるんだ。次は一緒に出られることを願っているよ」と、兄との絆についてのコメントも紹介した。

 兄の思いを背負い、町田、そしてJリーグも代表して、オーストラリア代表としてW杯を戦うテテ・イェンギ。トルコ、アメリカ、パラグアイと難敵がそろうグループDで、キャリアの上昇気流に乗っているストライカーは、どんなプレーを見せてくれるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング