W杯初戦オランダ戦の最適解は?「めっちゃハマる」 柿谷&安田が提言…森保Jの“必勝”スタメン

オランダを分析した安田氏(左)と柿谷氏
オランダを分析した安田氏(左)と柿谷氏

FOOTBALL ZONE公式YouTubeで解説した

 北中米ワールドカップ(W杯)のグループステージ初戦で対戦するオランダ代表。過去3度の準優勝を経験している欧州の強豪を相手に、日本代表はどう立ち向かうべきなのか。元日本代表の柿谷曜一朗氏と安田理大氏が、相手の予想フォーメーションやキーマン、そして日本のスタメン案について熱く語り合った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 現地時間6月14日に行われる初戦のオランダ戦まで2週間を切った。柿谷氏と安田氏がFIFAランク7位の強豪を徹底分析。基本布陣を4-3-3と予想するなか、2人がまず警戒を強めたのがその強力な前線だ。

柿谷曜一朗氏(以降、柿谷)「もちろん強いですけど、こういうチームに勝っていかないといけない。CFはデパイもいいけど、体格の大きいブロビーが入る形になると、日本としては体を当てられるから嫌かな。デパイならどんどん(中盤に)降りてきて、空いたスペースに周りが飛び出してくる感じになる」

安田理大氏(以降、安田)「元オランダ代表の友達のマルコ(ファン・ヒンケル)が、クーマン監督はデパイのコンディションが悪くても使うって言ってたよね。俺は(左から)ガクポ、デパイ、マレンの3トップが最強だと思う。マレンはアストンビラから、ローマに移籍してからメチャクチャよかったし、ハマると思う」

 日本は“仮想オランダ”として戦った3月にイングランドに1-0で勝利。だが柿谷氏は「少しやり方が違う」と分析する。

柿谷「イングランドとは戦い方が違って、オランダはより個に突出した選手が多い。その中で、中盤の3人になるであろうラインデルス、フラーフェンベルフ、フレンキー・デ・ヨングをどう抑えるか。(オランダは)前から取りに来る分、デ・ヨングの横のスペースは使えると思う。そこに(センターバックの)ファン・ダイクとかも強く出てこない。自分たちの前で一回見て、1対1で『かかってこい』というタイプだから、そこまで押し込まれ続けることはないと思う。相手の中盤の3枚にはがされずに奪い続けることができたら、自分たちの試合になると思う。

 ただ、もちろん甘い手相手ではないので。日本のウイングバック(WB)の立ち位置やシャドーの選手たちが、前に行けずに引き込まれると、しんどくなる。3トップの左には(193センチの)ガクポもいる。日本が前からボールを取りに行って、後ろの3枚がマンツーマンで守り切れるかと言うと、やっぱり難しくなる。そうすると、後ろに守備的になることも考えられるかなと」

安田「相手のウイングに押し込まれて、日本のWBが後ろに重くなって攻撃の時に出てこれないのが一番最悪なパターン。5枚で(相手の)3枚を見てる状況になると、人数が余っちゃうから。かと言って、曜一朗が言うみたいに3人で3枚を見るのは結構ハードだから」

柿谷「初戦ということを考えると、そこまでリスクをかけて前半からボールを奪いにいく必要があるのか、という問題もある。お互いに最初は硬い展開になるんじゃないかなと。ただそれはオランダにも言えると思う」

安田「オランダがどういう出方をしてくるか。フラーフェンベルフを使って少し守備的な3枚を組むのか、例えばトップ下に(ジャスティン・)クライファートとか入れてくるのかで変わってくるかな。オランダの直近の親善試合2試合を見たけど、個人の能力はすごいけど、チームとしてはあまり組織的に戦えていない印象はあった」

柿谷「(3月に対戦した)ノルウェーの戦い方が、日本にとってすごい良いヒントになると思う。幅を使いながら、アンカーの脇のところで勝負させる。そこで勝負できる選手が日本にはいるので」

安田氏が断言!狙い目は右サイドの裏

 オランダの攻略の糸口として、安田氏は右サイドバック(SB)のデンゼル・ダンフリースのスペースを挙げた。

安田「キーマンはダンフリースかな。高い位置をとって、右肩上がりになるから。ノルウェー戦の失点は、ダンフリースが仕掛けられてシュートを打たれたて入った。守備の対応が軽いし、(得点を決めた選手が)中村敬斗選手みたいなボディフェイントで揺さぶってカットインしてシュートみたいな形だった。(ダンフリースは)上がってくるけど、その裏のスペースをどれだけ取れるか」

柿谷「(左SBの)ファン・デ・フェンもどんどん前に来るから、CB2枚の能力で守ろうとしてくる。でも日本も弱くないし『そこのスペースをやらせてくれるなら点取りますよ』っていう選手が揃っている」

安田「ファン・デ・フェンはあまり足元うまくないから、右WBに堂安選手を入れたらめっちゃハマると思う。プレッシャーをかけていって、後ろもついてきて、そこで奪ってショートカウンターみたいなのは結構ハマりそうかな」

 激戦必至の初戦に向けて、日本はどのようなスタメンで臨むべきか。

安田「やっぱりダンフリースが高い位置を取ってくるから、そこを森保監督がどう見るか。左WBに守備的な選手を入れるのか、逆にスペースを突くために攻撃的な選手を入れるのか。あとは守備組織としてはサイドバックとセンターバック(CB)の間が狙い目かもしれない。オランダの選手は個で守れるから、前で触られても、最終的にCBで守ればいいやと思っている。最終的にアタッキングサードで個人ではがしていける選手が絶対に必要になってくる。だから右シャドーは久保選手がいいと思う。それで途中から伊東純也選手に代えるのがいいような気がする。

 後ろ3枚の右はやっぱり渡辺剛選手じゃないかな。オランダ(のリーグ)でやっているし。冨安(健洋)選手は怪我がどうなのか。でも出たら間違いなく世界トップの選手だから」

柿谷「いくらオランダがすごいと言っても、立ち向かえる選手たちが日本には揃っている。戦術はあるにしても、最後は個の所が必要になるから。組織でも守るけど、個でも戦えたら、日本は勝てるんじゃないかなと思いう。とにかく選ばれたメンバーが怪我なく初戦を迎えてくれることが一番だと思う」

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