テネリフェ監督、柴崎らの奮闘讃える 昇格に迫った「選手たちを誇りに思いたい」

「後半の決定機のどれかを決めていれば…」

 2戦合計スコア2-3と、わずか1点差に泣いたことをマルティ監督は悔しがった。もっとも、この決勝第2戦ではヘタフェに押される場面が目立った。「最初の5分間は良かったが、先制ゴールを奪われた時にやり直す方法が分からず、それが負担となって2失点目となった」と話すと同時に、「ガクとアイトール(・サンス)、ビトロのポジションを少し前めに取らせることを決めた。後半には我々に違う状況が起き、その決定機のどれかを決めていれば……」とも話している。

 指揮官は後半5分、疲労を考慮したのか、柴崎交代の決断を下した。過密日程によって終盤戦から攻撃のキーマンとして不動の存在となった日本人アタッカーを外さざるを得ないなど、苦渋の決断を強いられ、最後に敗北を喫した。それでも指揮官は、柴崎をはじめとした選手たちの奮闘に感謝の念を伝えていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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